中屋 物外が買える場所はどこか・食べてみた口コミ
物外について
物外(もつがい)は、尾道市にある老舗菓子店「中屋」が製造・販売しています。
中屋は1936年(昭和11年)の創業で、和菓子から洋菓子まで幅広くつくっているんですよ。
代表的なお菓子は、江戸時代から尾道に伝わる「鯨羊羹」です。
実在した怪力の僧侶をモチーフにした饅頭
物外は、物外不遷(もつがい ふせん)という幕末に実在した僧侶をモチーフにしたお菓子です。
物外不遷は「尾道三豪傑」という尾道に伝わる怪力の3人の1人に数えられます。
現在の尾道市栗原東にある済法寺の和尚で、武芸に秀でており怪力自慢の人物でした。
ある日、骨董屋でお気に入りの碁盤を見つけ買おうとしましたが金がなく、代わりに碁盤に拳骨を入れました。
すると、碁盤にくっきりとした拳の跡が。
この出来事から、物外不遷は「拳骨(げんこつ)和尚」と呼ばれるようになったのです。
中屋の物外は、この物外が拳骨を残した碁盤にちなんだお菓子なんですよ。
なお、拳の跡がついた碁盤は今も済法寺に残っています。
物外の特徴
物外の大きさ・形は、一辺が約5.5cm、高さ約2cmで、丸みをおびた正方形の饅頭です。
全体が薄茶色で、少しの砂糖がまぶされてあります。
上部には丸いへこみが3つ。
正方形っぽい形は碁盤を、3つのへこみは物外がげんこつをした跡を再現しているんですよ。
物外の賞味期限について
物外の賞味期限は1週間です。
直射日光・高温多湿を避け、常温で保存してください。
物外ってどんなお菓子?食べた感想
生地はしんなり、砂糖のシャリシャリ感もありますよ
生地はとても柔らかくもろいです。
強く触ると砕けるほどで、食べるとホロホロと割れていきました。
食感はしんなりとしていますが、表面にまぶされた砂糖のシャリシャリとした歯ごたえがアクセントになります。
こしあんは強めの甘さ
物外の中には、こしあんがぎっしりと詰まっていますよ。
こしあんも柔らかい触感で、外側と同じくホロホロと砕けます。
主張の強い甘さのこしあんでしたので、お茶を飲みながら食べるとよいと思いました。
物外の購入について
物外は、尾道市内に数店かまえる中屋の店舗で購入できます。
中屋のオンラインショップで取り寄せることも可能ですよ。
物外の個数・価格
物外の入数・価格は以下の通り。
5個入りのみパック入りと箱入りがあり、その他は箱入りのみとなります。
5個入(パック) | 756円 (税込) |
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5個入 | 885円 (税込) |
10個入 | 1,674円 (税込) |
15個入 | 2,484円 (税込) |
20個入 | 3,294円 (税込) |