叶匠壽庵 水無月が買える場所はどこか・食べてみた口コミ

叶匠壽庵 水無月とは？

昭和33年創業の叶 匠壽庵が手がける水無月です。
この水無月は6月29、30日のたった2日間しか販売されない商品。

水無月とは外郎生地の上に小豆の粒あんを散らせたお菓子です。
一年の折り返しである6月30日「夏越の祓(なごしのはらえ)」に、残りの半年の無病息災を願って食べるという習慣が京都にはあります。

小豆の赤は邪気を払う意味が、下の外郎は氷を表していて暑気払いの意味があるんです。
水無月の三角形は切り出した氷の形を表したもの、または四角を半分に切った形なので「年の半分」を表しているとも言われています。

私が最初に水無月を購入するために向かったのは、叶匠壽庵の本社のある「寿長生(すない)の郷」。
入口には6月30日の夏越の祓で使う茅の輪(ちのわ)が設置されていました。

そしていざ購入しようとしたのですが、なんとすでに完売しているとのこと。
まだ午前中にも関わらず売り切れてしまっていたのです。

お店の方のお話しを伺うと、すべて手作りのため個数が少ないのだそう。
本社のある寿長生の郷でも十数箱しか置けないとのこと。
他の店ではさらに個数が少ないということもあるようです。

お店の方に気を遣っていただき、他のお店の在庫状況を確認していただくことに。
偶然にも2箱だけ残っている店があったので、取り置きしてもらうことで無事に購入することができました。

数が少なく購入できないこともあるので、購入するなら予約がおすすめです。

水無月が買えなかった時には「夏の玉露地」がおすすめ

残念なことに水無月が買えなかった。
そんな時におすすめする商品があると店員さんに教えていただきました。

「夏の玉露地」

これは白いお餅の上に大納言小豆がのったお菓子なんですが、見た目は水無月にそっくり。
さらに賞味期限も40日とかなり長め。賞味期限が2日の水無月と比べて贈り物としては便利なんだそう。

「夏の玉露地」は4月中旬から8月下旬まで購入できます。

叶匠壽庵 水無月を食べた感想

笹の葉の中には水無月が1本入っています。
私はこれまで笹の葉に包まれた水無月を食べたことがないので、ちょっと興奮気味。

この水無月はすでに4つに切れているので、手で取り分けることが可能。でも、私はかなり手こずりました。
外郎がとてもねっとりとしているので、切れ目に沿ってなかなか分けることができなかったんです。

結局、裏側からナイフを軽く入れることでうまく分けることができました。
それほどねっとりとした外郎だってことですね。

外郎はねっとりと重厚な食感。
でも、甘さは控えめでとてもあっさりとしています。

外郎の上には大きな粒の大納言小豆。
ごろごろとした大きな小豆は食べ応え十分で美味しい。
甘さは控えめでとても上品な味です。

小豆の餡も外郎もあっさりとしているので、食べた後もすっきり。
暑い時にはこれくらいのあっさりとした甘さのお菓子が美味しいですね！

カロリーと栄養成分表示について

叶匠壽庵 水無月は、あんこが入っている和菓子なので、どれくらいカロリーがあるのかも気になりますよね。

叶匠壽庵 水無月のカロリーと栄養成分表示(1個あたり)は以下の通り。

特定原材料等(28品目)として次の品目が指定されています。アレルギーがある人は注意してください。

叶匠壽庵 水無月は、1個あたり140kcal。

おやつとして食べるときは、1個ほどがちょうどよさそうです。

賞味期限や日持ちは？

叶匠壽庵 水無月の賞味期限は常温で2日間。
直射日光・高温多湿を避けて保存しましょう。
日持ちはしないので、すぐ渡せる相手へのお土産に向いています。

叶匠壽庵 水無月が買える場所

叶匠壽庵 水無月は、叶匠壽庵の各店舗で購入することができます。

ただし、石山寺店では取扱いしていません。
石山寺店では限定商品「石餅」を販売していて、これが水無月と似た系統だからだそうです。

参考：石餅