虎屋 とんど栗が買える場所はどこか・食べてみた口コミ
とんど栗について
とんど栗を製造・販売しているのは、広島県福山市にある和菓子店の虎屋です。
虎屋は江戸時代初期の1620年(元和6年)に創業した老舗。
看板商品の「とんど饅頭」は、福山城築城の祝いの席に献上された福山藩の御用菓子です。
また、江戸時代から人気のあるどら焼き「虎焼」なども販売しており、古い歴史を持つお店なんですよ。
とんど栗はとんど饅頭の栗入りバージョン
とんど栗は、虎屋の看板商品の「とんど饅頭」に栗を入れ、栗饅頭風にアレンジしたとんど饅頭の姉妹商品です。
「とんど」とは「左義長(さぎちょう)」とも呼ばれる、正月15日にしめ飾りなどを燃やす火祭りです。
地域でいろんな呼び方がありますが、福山地方では「とんど」と呼んで、現在でも豪華な火祭りが行われているんですよ。
江戸時代初期、虎屋の創業から2年後の元和8年(1622年)、とんどが行われていた時期に福山城築城を祝う茶会が開催され、そのときに虎屋は菓子を献上しました。
当時の福山藩主・水野勝成が気に入ったため、とんどの時期だったことにちなんで「とんど饅頭」と命名したのです。
とんど栗はきれいな紙包装入り
とんど栗の個包装は、紙製の包装です。
表面にはとんど栗の商品名がおしゃれな書体でデザインされています。
また、赤・緑・紫・茶色の各4色の三角形の模様が施されていますよ。
なお、色は4色ありますが、中身はどれも同じものです。
これは、とんど饅頭とちがってかなりこだわっていると思いました。
紙包装の中は、袋包装されたとんど栗が入っていますよ。
とんど栗の大きさや特徴
とんど栗の大きさは、直径が約5cm、高さは約3cmで、ドーム型の形をしています。
形や生地の色・さわり心地はとんど饅頭と同じ。
薄黄色の生地で、ふわふわとした感触です。
とんど饅頭と異なる点は、饅頭の頭頂部が焦茶色になっている点。
これは卵黄を塗って焦がしたもの。
一般的な栗饅頭によくあり、それを意識したものと思われます。
とんど饅頭と見分けをつけるという意味もあるかもしれませんね。
とんど栗ってどんな味?とんど栗を食べた感想
とんど栗をかじると、まずは皮の生地のふわったした食感がします。
とんど饅頭と同じく、甘く香ばしい風味が口の中に広がりました。
皮はとても薄いのですが、とてもふわふわで、味もしっかりと感じます。
とんど栗の中には栗がまるごと1個!
皮の中には白あん、そして白あんにくるまれて栗が丸ごと1粒入っています。
白あんは、しっとりとしていて、ほどよい甘さ。
栗はほくほくとした歯ごたえで、まろやかな甘さでした。
皮や白あんは柔らかいのですが、栗がしっかりとした食感なので、栗が入っているということがはっきりと分かりますよ。
栗の風味、とんど饅頭の香ばしさ、そして甘さがバランスよく共存していると感じました。
とんど栗の賞味期限は30日
とんど栗の賞味期限は常温で30日です。
直射日光・高温多湿を避けて保管してください。
とんど栗の購入について
とんど栗は、福山市内を中心に展開している虎屋の各店舗で購入できますよ。
JR福山駅の構内「さんすて福山」にも店舗があります。
また、虎屋のオンラインショップで取り寄せることも可能です。
とんど栗の入数・価格
とんど栗の入数・価格は以下の通り。
8個入 | 1,404円 (税込) |
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12個入 | 2,160円 (税込) |
20個入 | 3,456円 (税込) |