福山でしか買えないお土産のおすすめ人気お菓子やスイーツの一覧61 件。お土産屋さんも紹介
福山市は広島県の最南東に位置し、岡山県との県境にある市です。
広島県第2の都市、中国地方第4の都市で、人口は約46万人をかかえています。
JR福山駅は新幹線停車駅で、1日に数本「のぞみ」も停車するターミナル駅です。
また福山市は、広島県東部から岡山県南西部にまたがる「福山都市圏(備後都市圏)」の経済の中枢となっています。
観光地としてはJR福山駅の目の前に天守がそびえ立つ福山城や、歴史ある港町・鞆の浦が有名です。
そんな福山市ですが、都市規模や歴史のわりに全国的な知名度が低いといわれています。
ですので、福山市のお土産と聞いても、パッと浮かばないかもしれません。
知名度が低いといわれる福山ですが、歴史あるものから個性的なもので、バラエティーに富んだお土産がたくさんあるんです。
そこでこのページでは、福山市で買える定番のお土産・おすすめのお土産を紹介します。
福山の定番のお土産
はじめに、福山の定番のお土産を紹介します。
定番のお土産を、以下の3つに分類して紹介しますね。
- 歴史ある郷土菓子・銘菓
- 福山の名産を使った菓子
- 地域に根差した菓子・話題の菓子
歴史ある郷土菓子・銘菓
福山市街地は、江戸時代初期に建てられた福山城を中心とした城下町に起源があります。
また南部には古くからの港町だった鞆町、北部には山陽道の宿場として栄えた神辺などもあるのです。
そのため、歴史ある郷土菓子や銘菓もあります。
福山のおもな郷土菓子や銘菓を挙げると、以下のとおりです。
- 虎屋本舗:とんど饅頭
- 虎屋本舗:虎焼
- 大和屋本店:柚餅
- 谷口屋:紅羊羹
ひとつずつ紹介していきますね。
とんど饅頭
虎屋本舗が製造する「とんど饅頭」は、福山を代表する郷土菓子・銘菓です。
起源は江戸時代初期にまでさかのぼります。
元和8年(1622年)に、現在の福山市などを治める大名・水野勝成(みずの かつなり)が福山城完成を祝う祭りを開きました。
このときに献上された饅頭が、とんど饅頭です。
勝成が饅頭を大変気に入り、勝成自身が「とんど饅頭」と名付けました。
築城を祝う祭りのとき、盛大な「とんど(左義長)」が行われたので、とんどにちなんで命名したといわれています。
以来、とんど饅頭は福山藩の御用菓子として愛されました。
つまり、とんど饅頭は福山城・福山の町と同じ約400年の歴史があるのです。
とんど饅頭は焼き菓子の一種で、直径3cmほどのまん丸い形をしています。
とんど饅頭の中には、白餡がギッシリ。
白餡の素材である白小豆は、江戸時代に三代高級食材のひとつといわれていました。
とんど饅頭が江戸時代当時、とても高級な菓子だったのがわかりますね。
とんど饅頭は、福山駅構内にある「サンステーションテラス福山(以下:さんすて福山)」や天満屋福山店、ポートプラザ、福山サービスエリアなどの多くの施設で販売されています。
もちろん市内外にある、虎屋の各店舗でも入手可能です。
- おもな販売箇所:サンステーションテラス福山(さんすて福山)、天満屋福山店、ポートプラザ、福山サービスエリア、虎屋各店など
- 本店の住所:広島県福山市曙町1丁目11-18
虎焼
「虎焼」は、とんど饅頭と同じく虎屋本舗がつくっています。
実は虎焼も歴史が古く、生まれたのは江戸時代中期です。
寛延3年(1750年)、8代目当主・高田助四朗が縁起の良い虎にちなんで、虎のしま模様のような焼け目がついたどら焼きを開発しました。
中に挟んだ粒餡には強いこだわりがあり、厳選した北海道産⼩⾖を使っています。
虎焼は毎朝、熟練の職⼈が気候と⾖の状況を判断しながらつくりあげているのです。
さらにバリエーションも豊富で、コーヒー風味のものや、桜・ハッサク・イチジク・抹茶など、季節限定の味もあります。
おもな虎焼のバリエーションは、以下のとおりです。
虎焼は、福山駅構内「さんすて福山」や天満屋福山店、ポートプラザ、福山サービスエリアなどの多くの施設で販売されています。
もちろん市内外にある、虎屋の各店舗でも入手可能です。
- おもな販売箇所:サンステーションテラス福山(さんすて福山)、天満屋福山店、ポートプラザ、福山サービスエリア、虎屋各店など
- 本店の住所:広島県福山市曙町1丁目11-18
柚餅
「柚餅(ゆずもち)」もとんど饅頭や虎焼と同じく、江戸時代からの歴史がある福山銘菓です。
柚餅は元禄時代に生まれたとされています。
とんど饅頭・虎焼をつくる虎屋本舗は、福山藩主・阿部家へ献上していました。
しかし、現在は虎屋では柚餅をつくっていません。
現在、福山で柚餅といえば大和屋本店のものが知られています。
大和屋本店は明治5年(1872年)の創業です。
創業以来、柚餅は大和屋の看板商品になっています。
柚餅は透明感のある黄色をした美しい見た目が印象的です。
一見すると、まるでゼリーのよう。
食べると羊羹のような柔らかな食感で、ほどよい甘味とさわやかなユズの風味が楽しめます。
なお使用しているユズは、地元産のものです。
柚餅は、福山駅近くにある大和屋本店で販売されています。
- おもな販売箇所:大和屋本店
- 住所:広島県福山市宝町6-8
紅羊羹
「紅羊羹(べにようかん)」は、福山市北部・神辺町にある谷口屋がつくっています。
神辺は江戸時代に山陽道(西国街道)の宿場として栄えました。
谷口屋は慶応元年(1865年)に神辺で創業し、江戸時代末期に街道沿いに移転したそうです。
創業時から紅羊羹は谷口屋の看板商品で、歴史ある菓子です。
紅羊羹は白こし餡を紅で色付けしたもので、一般的な小豆羊羹よりもアッサリとした甘さが楽しめます。
紅羊羹の販売箇所は少なく、手に入れるには神辺町中心部にある谷口屋に行きましょう。
- おもな販売箇所:茶山饅頭本舗 谷口屋
- 住所:広島県福山市神辺町641
福山の名産品を使った菓子
福山にはたくさんの名産品があります。
地元の名産を使った菓子も、お土産に最適です。
菓子に使われている、おもな福山の名産品は 以下のとおり。
- バラ(福山市花)
- 保命酒
- アンズ
- クワイ
バラを使った菓子・バラをモチーフにした菓子
バラは福山市の花です。
街の至るところにバラが植えられており、たくさんのバラが鑑賞できる「ばら公園」や「緑町公園」などもあります。
そのため、バラをかたどった菓子やバラをモチーフにした菓子も多いのです。
また食用バラを使った菓子もあり、バラエティに富んでいます。
おもなバラを使った菓子・バラをモチーフにした菓子は、 以下のとおり。
- マロンドール:ヌーベルローゼ
- マロンドール:ティータイムクッキー
- マロンドール:ローズヒップキャンディー
- 勉強堂:ばら饅頭
- 金萬堂:福山ふんわりローズ
- ドルセ:ナーナー・プレミアムクッキー
- 虎屋本舗:ばらジャムバターケーキ
- 虎屋本舗:ばらの詩
- マチモト:福山薔薇人(バラード) バラジュース
- マチモト:福山薔薇人(バラード) バラジャム
- マチモト:福山薔薇人(バラード) バラ砂糖
- マチモト:福山薔薇人(バラード) バラティー
- マチモト:福山薔薇人(バラード) バラアイスクリーム
- 廣栄堂本店:ばら調布
- GOHOBI:フルーツコラーゲンゼリー 福山薔薇
- 三河屋:マミーローズ
- 宮本屋:ばら一輪
- 福富:ばら最中
バラの菓子は、福山らしい菓子といえます。
お土産に最適ではないでしょうか。
福山駅構内「さんすて福山」や山陽自動車道の福山サービスエリアなどに行けば、さまざまなバラの菓子を置いていますので、見比べて買えます。
▼マロンドールの場所
▼勉強堂本店の場所
▼金萬堂本舗は、尾道にあります。
▼ドルセ本店の場所
▼虎屋本舗の本店の場所
▼マチモトの場所
▼廣栄堂本店は、岡山市内にあります。
▼GOHOBI福山店の場所
▼三河屋の本店の場所
▼宮本屋の本店の場所
▼福富の本店の場所
保命酒を使った菓子
「保命酒(ほうめいしゅ)」は、江戸時代に鞆地区で生まれた薬味酒です。
江戸時代に鞆の名産品となり、現在も鞆の4つの酒蔵で製造されています。
16種類の生薬を使い、独特の濃厚な甘味がありますが、人工甘味料などは入っていません。
そんな歴史ある保命酒を使った菓子も、福山土産としておすすめです。
菓子店だけでなく、保命酒の製造元がつくっている菓子もあります。
おもな保命酒を使った菓子は、 以下のとおりです。
保命酒は福山ならではの名産品です。
保命酒を使ったお土産は、福山土産にピッタリですね。
福山駅構内の「さんすて福山」では、さまざまな保命酒の菓子を置いています。
保命酒の産地・鞆の浦の「鞆の浦観光情報センター」などでも売っていました。
各保命酒の製造元でも、使用している保命酒の菓子を置いています。
▼入江豊三郎本店の場所
▼岡本亀太郎本店の場所
▼マロンドールの場所
▼松浦本店の場所
▼中島商店の場所
アンズを使った菓子
福山市は、南部の田尻町(たじりちょう)をはじめとして杏(アンズ)の栽培が盛んです。
そのため杏を使った菓子もあります。
甘酸っぱい杏は、菓子との相性も抜群です。
杏の菓子は、福山駅構内「さんすて福山」で扱っているほか、各製造元でも販売しています。
▼勉強堂の本店の場所
▼岡本亀太郎本店の場所
クワイを使った菓子
クワイといえばおせち料理に入っている印象が強いかもしれません。
実は、福山市はクワイの全国トップクラスの産地なのです。
しかし福山市周辺以外では、あまり福山がクワイの産地だとは知られていません。
そこで福山では、クワイについてもっと知ってもらうためにクワイを使った菓子も生産されているのです。
おもなクワイを使った菓子は、 以下のとおりです。
- 福山くわい出荷組合:福山のくわいっこ
- ぬまくま夢工房:くわいぽたーじゅスープ
クワイと菓子のイメージが結びつきにくいですが、意外性を求めるならお土産にするとおもしろいかもしれません。
クワイを使った菓子は、福山駅構内の「さんすて福山」や山陽自動車道の福山サービスエリア、道の駅、鞆の浦観光情報センターなどで売っています。
▼福山くわい出荷組合の場所(JA福山市川口グリーンセンター内)
▼ぬまくま夢工房の場所
地域に根差した菓子・話題の菓子
豆菓子
福山市中心部にある「豆徳」の商標で知られる徳永製菓は、豆菓子で人気です。
徳永製菓は明治2年(1869年)の創業以来、豆菓子を製造しています。
さまざまな種類の豆菓子をつくっており、長年にわったて地元で愛されてきました。
平成14年(2002年)に発売した「竹炭豆」が人気となり、平成17年(2005年)には豆菓子専門店「豆徳本店」とオープンしています。
- おもな販売箇所:徳永製菓(豆徳本店)
- 住所:広島県福山市胡町4-21
茶山饅頭
紅羊羹で知られる神辺にある谷口屋ですが、紅羊羹のほかに「茶山饅頭(ちゃざん まんじゅう)」も有名です。
現在、谷口屋は「茶山饅頭本舗」を名乗っており、主力の商品になっています。
茶山饅頭は、江戸時代の神辺で「廉塾(れんじゅく)」という塾を開いていた、学者の菅茶山(かん ちゃざん)にちなんだ饅頭です。
外側の生地は、新鮮な抹茶が練り込まれています。
中には2種類の砂糖を使って炊き上げている白餡がたっぷりと入り、上品な甘さです。
茶山饅頭は谷口屋の店舗のほか、天満屋福山店でも販売されています。
- おもな販売箇所:茶山饅頭本舗 谷口屋、天満屋福山店
- 住所:広島県福山市神辺町641
ブランデー・ケーキ
柚餅をつくる老舗・大和屋本店では「ブランデー・ケーキ」も看板商品です。
名前のとおり、パウンドケーキにブランデーが入っています。
高級ブランデーに生地をつけ、約1ヶ月間熟成させている、こだわりの商品です。
なお大和屋本店のほかに、マロンドールでも「ヘネシーブランデーケーキ」が販売されています。
- ブランデーケーキのおもな販売箇所:大和屋本店
- 住所:広島県福山市宝町6-8
- ヘネシーブランデーケーキのおもな販売箇所:マロンドール
- 住所:広島県福山市多治米町1丁目6-11
むろの木
「むろの木」は三河屋が製造しています。
『万葉集』に鞆の浦に関する歌があり、それに「むろの木」が出てくることにちなんでつくられたのが、三河屋のむろの木です。
むろの木は、長細い木の枝のような形をしています。
生地も木肌をイメージして「そぼろ」状で、アーモンドプードルを使用。
中にはギッシリと粒あんが詰まっています。
粒餡の中には栗、オレンジピール、ワイン、ラム酒に漬け込んだレーズンが入っているという豪華さです。
食べると生地の香ばしさと小豆の風味と甘味とともに、フルーティーな甘味も加わってきます。
むろの木は三河屋の店舗のほか、福山駅構内にある「さんすて福山」などで販売されています。
- おもな販売箇所:さんすて福山、三河屋
- 住所:広島県福山市沖野上町4丁目15-27
そっくりスイーツシリーズ
「そっくりスイーツ」シリーズは、老舗の虎屋本舗が手掛ける菓子です。
さまざまな料理の見た目をしていますが、実際は料理ではなく菓子だというユニークさが話題になりました。
おもなそっくりスイーツは、以下のとおり。
- たこ焼きにしか見えないシュークリーム
- お好み焼きそっくりなチョコレートケーキ
- お好み焼きそっくりなマロンケーキ
- コロッケそっくりなレアチーズケーキ
- チョコっと餃子
- うな重そっくりなミルフィーユ
- ざるそばそっくりなモンブラン
- 冷やし中華そっくりなレモンブラン
- 手まり寿司
たこ焼きにしか見えないシュークリームは、観光庁2015全国お土産グランプリを受賞しています。
また、手まり寿司は観光庁2016年全国お土産グランプリ受賞しました。
そっくりスイーツシリーズは、虎屋の各店舗で販売されています。
- おもな販売箇所:サンステーションテラス福山(さんすて福山)、天満屋福山店、ポートプラザ、福山サービスエリア、虎屋各店など
- 本店の住所:広島県福山市曙町1丁目11-18
ふくたまご
「ふくたまご」は、福山市の老舗洋菓子店・白ばらがつくっているブッセです。
生地のあいだには、生クリームとホワイトチョコレートをベースにした「ひみつのクリーム」が入っています。
独特の味わいがクセになり、地元だけでなく、お土産として買って帰る観光客・ビジネス客も多いです。
ふくたまごは、おもに白ばらの各店舗で販売されています。
白ばらの店舗は福山駅前や天満屋福山店内のほか、郊外などにあります。
- おもな販売箇所:白ばら 各店
- 本店の住所:広島県福山市御門町2丁目3-19
福山で買える広島県・岡山県の定番のお土産
福山市は広島県ですので、福山市内では広島県の定番の土産も買えるんです。
いっぽう、福山市は広島県の最東端で、岡山県に面しています。
しかも地理的に岡山に近く、経済的・文化的にも岡山寄りです。
そのため、福山では岡山県の定番のお土産も買えます。
福山市ならではのお土産が一番のおすすめですが、知名度などの事情から選べない場合もあるかもしれません。
そんなときは、広島県や岡山県の定番のお土産を選ぶのも手です。
たくさんある広島県・岡山県のお土産の中から、おすすめのものを紹介しますね。
福山市で買えるおすすめの広島県・岡山県のお土産は、 以下のとおり。
- きびだんご(岡山県)
- 大手まんぢゅう(岡山市)
- もみじ饅頭(宮島)
- 柑橘を使った菓子(広島県中南部)
ひとつずつ、紹介していきますね。
きびだんご
「きびだんご」は岡山を代表する土産菓子で、全国でも有名ですよね。
福山でも複数のメーカーのきびだんごが売られています。
福山は備後国の中心でした。
もともと備後国は、吉備国の後ろ側(都のあった奈良や京都から遠い側)という意味です。
つまり福山も吉備国の一部になります。
ですから、福山できびだんごが買えるのは不思議ではありませんよね。
福山で買えるきびだんごのおもな業者は、 以下のとおり。
福山駅構内「さんすて福山」にある「おみやげ街道 福山店」や、山陽自動車道の福山サービスエリアでは、複数の業者のきびだんごを置いています。
岡山市内ほどではありませんが、味や種類のバリエーションもそろっていました。
▼廣栄堂武田は、岡山市に本社があります
▼廣栄堂本店は、岡山市に本社があります。
▼山脇山月堂は、岡山市に本社があります。
▼山方永寿堂は、岡山市に本社があります。
▼中山昇陽堂は、岡山市に本社があります。
大手まんぢゅう
「大手まんぢゅう」は、岡山市の大手饅頭伊部屋が製造する菓子です。
江戸時代に岡山藩の御用菓子となり、日本三大饅頭のひとつとして全国的にも知られています。
そんな岡山市の銘菓である大手まんぢゅうは、実は福山市内でも手に入るのです。
福山駅前にある天満屋 福山店の土産菓子コーナーで、大手まんぢゅうが販売されています。
人気の高い大手まんぢゅうですので、お土産にしたら喜ばれるでしょう。
ただし、人気なので売り切れることが多いため、早めに買いにいってくださいね。
▼岡山市にある大手饅頭伊部屋の本社。
もみじ饅頭
「もみじ饅頭」は広島県を代表する土産菓子で、全国的にも知られていますね。
広島県である福山市でも、複数のメーカーのもみじ饅頭が売られています。
土産物店や土産物コーナーはもちろん、もみじ饅頭製造元の支店も福山市内にあるのです。
もみじ饅頭は、安芸国一宮・厳島神社がある宮島の銘菓。
備後国である福山は、実は関係がないのですが、広島県のお土産として考えればもみじ饅頭を選ぶのは無難かもしれません。
福山市内で売られている、おもなもみじ饅頭の製造業者は以下のとおり。
福山駅構内「さんすて福山」内にある「おみやげ街道 福山店」には、各業者のもみじ饅頭がそろっていました。
またさんすて福山内には、藤い屋やにしき堂などの支店もあります。
各支店に行けば、いろいろな種類も手に入りやすいです。
なお、にしき堂は福山郊外にも支店があります。
福山サービスエリアでも、多くのもみじ饅頭が手に入ります。
▼藤い屋 福山店
▼やまだ屋は宮島に本店があります。
▼にしき堂 さんすて福山店
▼金萬堂本舗は、尾道にあります。
レモン・はっさくなど柑橘を使った菓子
広島県南部の島嶼部や瀬戸内海沿岸部では、柑橘(かんきつ)栽培が盛んです。
レモンやはっさく、デコポン、温州みかんなど、さまざまな柑橘類の産地になっています。
中でもレモンは、国内栽培の発祥地で、国内最大の産地でもあるのです。
また、はっさくは尾道市因島地区が発祥の地になっています。
福山での柑橘栽培はあまり盛んではありませんが、近隣の地域で柑橘栽培が盛んなので、柑橘を使った菓子を選ぶのもおすすめです。
また福山市内でも、レモンケーキやはっさく大福など、近隣産の柑橘を使った菓子をつくる店がたくさんあります。
柑橘を使った菓子は非常にたくさんありますが、代表的なものをピックアップすると 以下のとおりです。
福山駅構内にある「おみやげ街道」では、レモンをはじめとする広島県産の柑橘を使った菓子のコーナーがあって、力を入れていました。
天満屋 福山店やポートプラザ店、山陽自動車道の福山サービスエリアでもたくさんの柑橘系の菓子が置いてあります。
▼せとうち寿は、岡山にある会社です。
▼金萬堂本舗は、尾道にあります。
▼虎屋本舗 本店の場所
▼島ごころの本店は、尾道市瀬戸田町・生口島にあります。
福山で買えるお菓子以外の食品のお土産
お土産は菓子だけではありませんよね。
福山にも菓子以外のお土産がたくさんあります。
たとば、以下のようなものが代表的です。
- 練り物・海産珍味
- 保命酒
- 家庭用尾道ラーメン
そこで食品を中心に、菓子以外のおすすめのお土産を紹介しましょう。
練り物・海産珍味
福山は瀬戸内海に面しているので、古くから漁業が盛んです。
市内南部の歴史ある港町・鞆の浦では、おもに地元産の魚介類を使った練り物や海産珍味の製造が名物になっています。
さまざまな種類がありますが、代表的なものを挙げると以下のとおり。
- 鯛ちくわ:鯛でつくったちくわ
- ジャコ天(ガス天):雑魚(小魚)でつくった練り物のてんぷら
- チイチイイカてんぷら:一口大のイカ(ベイカ)のてんぷら
- ちりめんじゃこ:鞆の沖にある走島産のカタクチイワシでつくる
- サヨリの干物
ごはんのおかず、お酒のアテに幅広く楽しめるのも練り物・海産珍味の魅力です。
お土産にしたら喜ばれそうですね。
保命酒
「保命酒(ほうめいしゅ)」は、江戸時代に鞆地区で生まれた薬味酒です。
江戸時代に鞆の名産品となり、現在も鞆の4つの酒蔵で製造されています。
16種類の生薬を使い、独特の濃厚な甘味があるのが特徴です。
なお甘味はもち米に由来するもので、人工甘味料などは入っていません。
また保命酒はみりんがベースになっています。
そのため、保命酒の製造元では本みりんも販売していることも多いです。
家庭用尾道ラーメン
「尾道ラーメン」は福山市の西隣・尾道市のご当地ラーメンとして全国的に有名です。
ですが、福山市内でも尾道ラーメンを提供する店がたくさんあります。
尾道ラーメンは尾道市で発祥し、福山・尾道を中心に発展したといわれるのです。
福山市鞆地区にある阿藻珍味という練り物・会社が、お土産として家庭用尾道ラーメンを製造したところ、全国的にヒットしました。
そのため家庭用尾道ラーメンも、福山土産に最適です。
現在では阿藻珍味のほかにも、福山の製麺業者のクラタ食品なども製造しています。
クラタ食品では、尾道ラーメンの派生ともいえる「福山ラーメン」もあり、人気です。
また鯛ダシを使った「鞆の浦ラーメン」もあります。
福山のお土産が買える場所について
福山のお土産が買えるのはどこなのか気になりますよね。
もちろん、製造元の直営店や支店などに行けば買えますが、できればいろいろなものを見比べてみたいところ。
そこで、福山市内でなるべくたくさんのお土産を売っている場所をピックアップして紹介しますね。
- 福山市中心部:サンステーションテラス福山(福山駅構内)
- 福山市中心部:天満屋 福山店
- 福山市郊外:ポートプラザ
- 福山市郊外:鞆の浦観光情報センター(ともてつバスセンター)
- 高速道路:福山サービスエリア(上り・下り)
- 道の駅:アリストぬまくま
ひとつずつ紹介しましょう。
サンステーションテラス福山(福山駅構内)
サンステーションテラス福山は、通称「さんすて福山」と呼ばれ、JR福山駅構内にあるショッピング施設です。
さんすて福山の中にはたくさんの店があり、お土産を売っている店があります。
中でも「おみやげ街道 福山店」は非常にたくさんのお土産を扱っており、いろいろなお土産を見比べられるのが利点です。
ほかにもさんすて福山の中には、お土産製造元の直営店などがありますので、いろいろな店を回ってみてくださいね。
天満屋福山店
天満屋 福山店は、JR福山駅のすぐ南にある百貨店です。
地下1階には福山のお土産コーナーがあり、たくさんのお土産を販売しています。
福山だけでなく、近隣市町村のお土産もありました。
また福山市内で岡山銘菓の大手まんぢゅうが買えるのも、天満屋のみです。
そのほか、お土産の製造元の直営店・支店もあります。
ポートプラザ(天満屋・ゆめタウン)
ポートプラザは、JR福山駅から東へ約1.6kmのところにある、市内最大規模のショッピングセンターです。
天満屋ポートプラザ店とイズミゆめタウン福山の2つの施設が併設されています。
天満屋とゆめタウンのどちらも1階にお土産コーナーがありました。
天満屋の1階には「天満屋ふるさと館」という土産菓子コーナーがあります。
地元福山を中心に、周辺エリア、さらには広島県・岡山県・愛媛県などの菓子まで幅広く扱っていました。
いっぽう、ゆめタウンの1階にある土産物コーナーは、地元関連は虎屋本舗など一部のみ。
置いている物のほとんどが、東京・京都・神戸・福岡など遠方の有名店のものでした。
鞆の浦観光情報センター(ともてつバスセンター)
鞆の浦観光情報センターは、福山市南西部、福山を代表する観光エリア「鞆の浦」にあります。
福山駅と鞆の浦を結ぶ路線バスを運営する鞆鉄(トモテツ)バスが運営している施設で、所在地は「鞆の浦」バス停の前です。
鞆の浦最大のお土産販売所で、土産菓子から、保命酒、ラーメン・練り物・海産珍味などの食品など幅広く販売しています。
基本的にラインナップは、鞆の浦でつくられたもの、鞆の浦の食材をつかったもの、鞆の浦をモチーフにしたものが中心です。
詳しくは「鞆の浦で買えるお土産」のページを見てください。
福山サービスエリア(上り・下り)
福山サービスエリアは山陽自動車道のサービスエリアで、福山市内唯一のサービスエリアです。
また、上りと下りで別の施設となっています。
上下とも比較的規模が大きく、土産物売場も広く福山はもちろん、近隣地域のお土産もたくさんは売っています。
しかも上下のサービスエリアとも一般道からも立ち寄れるので、高速道路を利用しなくても買い物ができるので便利です。
なお、福山サービスエリアにはスマートインターチェンジが設置されています。
スマートインターチェンジから高速道路に入ったり出たりした場合、サービスエリアを通過しませんので注意してください。
道の駅 アリストぬまくま
アリストぬまくまは、福山市南西部の沼隈町にあり、福山市内唯一の道の駅です。
道の駅としては規模は小さめですが、お土産も売っています。
おもに沼隈町とその周辺地域のお土産が多いです。