道の駅アリストぬまくまのおすすめお土産・駐車場・営業時間まとめ
道の駅「アリストぬまくま」は、広島県福山市の南西部・沼隈町(ぬまくまちょう)にあります。
大きな道の駅ではありませんが、産直市場やレストラン、ハーブガーデンなどの施設がそろっており、農産物から海産物まで幅広い特産物がそろう沼隈町ならではの道の駅です。
そんな道の駅「アリストぬまくま」のおすすめのお土産や施設情報を紹介します。
道の駅「アリストぬまくま」について
道の駅「アリストぬまくま」は、沼隈町常石の山南川の西側にあります。
南側に、多目的広場(芝生広場)と市立沼隈図書館・生涯学習センターが隣接しているのが特徴です。
川の東側には県道47号線(鞆松永線)が通過しています。
名前の「アリスト=ARISTO」は、以下の言葉の頭文字を繋げたものです。
- Assemble (集まる)
- Rest (休む)
- Image (イメージ)
- Study (学ぶ)
- Talk (話す)
- Oasis (オアシス)
「アリストぬまくまのおもな施設は、トイレや情報コーナー・休憩所のほか、地元沼隈町を中心とした農産品や海産品・加工食品などを販売する自由市場(産直市場)、レストラン、ハーブガーデンなどです。
道の駅にハーブガーデンがあるのは、めずらしいのではないでしょうか。
道の駅「アリストぬまくま」で買えるおもなお土産
道の駅 びんご府中では、たくさんのお土産を販売しています。
おすすめのお土産は、おもに以下のものです。
- 平家谷せんべい
- 鞆の浦カステラ
- ずっしりあんこパイ
- 保命酒のど飴
- あんず飴
ひとつずつ見てきましょう。
平家谷せんべい
「平家谷せんべい」は、「アリストぬまくま」で販売している土産菓子のなかでも人気のある商品です。
平家谷とは沼隈町にある山間地区。
源平合戦後に敗れた平氏軍の一団が隠れ住んでいたという伝承があります。
また平家谷には、平通盛(たいらのみちもり)を祭る通盛神社なども鎮座しているのです。
現在はショウブ園やツバキ園があり、観光名所となっています。
平家谷せんべいは正方形のせんべいで、横から見ると少し湾曲しているのが特徴です。
焦茶色をしたせんべいの表面には、平家谷の象徴であるショウブ園のハナショウブ、ツバキ園のツバキ、通盛神社が刻印されています。
平家谷せんべいは、小麦粉と鶏卵を使った甘味せんべい・玉子せんべいの一種です。
袋を開けると、その瞬間から甘い香りが漂ってきました。
食べるとサクサクとした食感とともに、甘い味わい広がります。
鞆の浦カステラ
「鞆の浦カステラ」は、福山市春日町にある松浦本店が手がけている菓子です。
名前のとおり鞆の浦をモチーフにしています。
鞆の浦は沼隈町のすぐ東側に位置しており、福山市を代表する観光エリアです。
そのため「アリストぬまくま」では、鞆の浦に関連するお土産も数多く取りそろえています。
鞆の浦カステラは円盤状のカステラで、福山市花のバラの花をかたどっているのが特徴です。
また鞆の浦の名産である本みりんが入っています。
鞆の浦田ステラを食べると、ふわっとした柔らかい食感の生地に、表面にまぶされたザラメのシャリシャリとした食感がときおり混じりアクセントになっていました。
本みりんのやさしい甘味が広がり、一般的なカステラよりアッサリとした甘さが楽しめます。
ずっしりあんこパイ
「ずっしりあんこパイ」は、松浦本店を代表する菓子のひとつです。
名前のとおりズッシリと重みのあるパイで、中にあんこが詰まっています。
重みの正体は、クリ。
中にクリの甘露煮が、まるごと1個入っているのです。
サクッとした香ばしいパイ生地の中には、トロリとした甘いマロンクリームが入っています。
マロンクリームの下には、こし餡が入っていました。
シットリとした舌触りの上品な甘さです。
そして、こし餡の中にクリの甘露煮が張っています。
ホクホクとしたクリ特有の食感と甘さが楽しめました。
ずっしりあんこパイは、とても食べごたえのあるお菓子だと思います。
保命酒のど飴
「保命酒のど飴」は、鞆の浦の歴史ある特産品・保命酒(ほうめいしゅ)を使ったのど飴です。
保命酒は江戸時代初期から鞆の浦でつくられている薬味酒。
16種類の薬味を漬け込んでつくられています。
独特の甘みがあって、健康増進や滋養強壮のために人気になり、鞆の浦の名産品として有名になったのです。
幕末や明治時代にはペリーやハリス、福澤諭吉らも愛飲しました。
そんな保命酒をつかった保命酒のど飴保命酒の酒蔵である入江豊三郎本店の「十六味保命酒のど飴」や、同じく保命酒酒蔵の岡本亀太郎本店の「保命酒生姜ノ助 生姜飴」などが人気です。
ほかに中島商店の「保命玉(ほめだま)」もあります。
十六味保命酒のど飴は、保命酒のほかにニッキ(シナモン)が入っているのが特徴。
保命酒生姜ノ助 生姜飴には、名前のとおり保命酒とともに生姜が入っています。
保命玉は白く丸い形がほかの保命酒のど飴と違っており、保命酒とともに保命酒の酒粕が入っているのがポイントです。
あんず飴
「あんず飴」は、福山市の特産品を使った飴です。
沼隈町の東隣・田尻町はアンズの産地で、鞆の浦は古くから保命酒が特産品として知られています。
あんず飴は田尻産のアンズと、鞆の浦の保命酒を使った飴です。
一口大の飴は艶のある紅色をしており、まるで宝石のよう。
なめると、アンズの甘酸っぱいさわやかな味わいに、保命酒特有のまろやかな甘味が加わってきました。
気軽に食べられるので、お土産におすすめだと思います。
道の駅「アリストぬまくま」の施設概要
「アリストぬまくま」のメインともいえる施設が産直市場の「自由市場」です。
店内では、沼隈町内や周辺地域で採れた野菜などの農産品がたくさん並んでいます。
また沼隈町は海に面しているので漁港もあり、「アリストぬまくま」ではその日に捕れた新鮮な海産物も名物です。
海産物は、毎日地元の漁師が直接自由市場に出荷しています。
この方式は、全国の道の駅でもめずらしいそうです。
そのほか店内では、菓子や食品などの加工品もたくさん販売しています。
加工品のなかでは、地場ソースの「ビンゴソース」や隣の地区・内海町産の海苔を使ったふりかけなどが人気です。
菓子は福山市東部にある菓子店・父石家の商品や、沼隈町の東隣の地区・鞆の浦をモチーフにした菓子が多くありました。
もちろん、沼隈町にちなんだ菓子もあります。
▼道の駅の敷地内には別棟でレストラン「TOCO2(トコトコ)」もありました。
レストランは、地元食材をやハーブを使った料理が名物です。
地魚を中心にした「海鮮丼」やハーブを使った「ハーブ唐揚げ」などが人気があります。
▼さらに「アリストぬまくま」の敷地内には、ハーブガーデンもあるのがアリストぬまくまの特徴です。
ハーブガーデンではハーブの苗やアロマグッズを販売しており、スタッフが育て方などを教えてくれます。
▼休憩所を兼ねたインフォメーションコーナー
道の駅「アリストぬまくま」のアクセス、営業時間、休業日などの詳細情報
道の駅「アリストぬまくま」のアクセス、営業時間などの詳細情報です。
住所 | 広島県福山市沼隈町大字常石1796 |
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電話番号 | 084-987-500 (代表) |
駐車場 | 大型:3台、普通車:62台 (うち障害者用3台) |
EV充電所 | なし |
多目的トイレ | 1器 |
ホームページ | 道の駅 アリストぬまくま |
営業時間・休業日は、道の駅内の施設ごとに異なります。
▼施設ごとの営業時間・休業日の一覧
自由市場 | 営業時間:平日 8:00~16:00、土日曜・祝日 7:30~16:00 休業:1月1〜3日 |
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ハーブガーデン | 営業時間:8:00~16:00 休業:第2水曜日、1月1〜3日 |
レストラン TOCO2(トコトコ) | 営業時間:8:00~16:00 ※モーニング 8:00~11:00、ランチ 11:00~15:00 休業:第2水曜日 |
情報コーナー・休憩所 | 営業時間:8:00〜17:00 休業:1月1日~1月3日 |
トイレ | 営業時間:24時間利用可能 休業:年中利用可能 |
駐車場 | 営業時間:24時間利用可能 休業:年中利用可能 |