山田玉泉堂 唐饅頭が買える場所はどこか・食べてみた口コミ




唐饅頭について
唐饅頭(とうまんじゅう)は、広島県世羅郡世羅町の伝統的な銘菓です。
世羅町甲山にある寺院・今高野山(いまこうやさん) 龍華寺(りゅうげじ)は、平安時代の弘仁年間(810〜824年)に、弘法大師(空海)により高野山の別格本山として開かれました。
弘法大師は中国へ渡った際に現地で食べた菓子の製法を、日本へ伝えました。
それが唐饅頭といわれています。
江戸時代中ごろになり、従来の唐饅頭に改良が加えられたのが現在の唐饅頭です。
江戸時代より唐饅頭は今高野山の名物となり、お茶請けや土産として地域住民に愛されるようになりました。
現在の世羅町では、今高野山門前にある山田玉泉堂を含めた2店が唐饅頭を製造しています。
いまでは唐饅頭は弘法大師ゆかりの菓子として、世羅町を代表する銘菓になりました。
唐饅頭は製造する店舗のほか、道の駅 世羅などで販売されています。
唐饅頭を開封してみた

山田玉泉堂の唐饅頭は12個入りです。
唐饅頭のパッケージは、とてもシンプルな印象を受けました。
よくある業務用の透明なプラスチックパックに、12個の唐饅頭が個包装なしでそのまま詰められています。
同梱されているのは、唐饅頭の歴史が書かれた「しおり」です。
プラパックは袋に入っており、その上から唐饅頭と書かれた紙の帯が巻かれていました。
容器を開けて唐饅頭を取り出すと、唐饅頭1個はまん丸のボール状をしています。
直径はおよそ4cmほどで、ちょうど卓球のボールくらいの大きさです。
色は半分ほど薄ベージュ色で、もう半分ほどが薄茶色をしています。
乳ボーロに似た色合いだと思いました。
唐饅頭を食べた感想

唐饅頭を手に持つと、表面はけっこう固めです。
指でかるく弾くと、コツコツと音がするほど。
噛むと、皮はホロホロッとすぐに崩れ去ります。
それとともに香ばしさとほのかな甘さを感じました。
皮は薄めで、中にはタップリの白餡が詰まっています。

白餡はドライな感じのものですが、シットリとした舌触りにアッサリとしたやさしい甘味が口いっぱいに広がります。
1個が卓球のボール大なので、なかなか食べごたえがありました。
食べたあとも、白餡の甘味の余韻がほのかに残り、楽しめます。
山田玉泉堂の唐饅頭は素朴な甘さの菓子といった印象をもちました。
原材料も小麦粉・砂・白餡だけなので、シンプルです。
江戸時代以降、唐饅頭はお茶請けとして人気だったとのことですが、まさに唐饅頭はお茶とともに食べたいお菓子だと思います。
ラインナップと価格
山田玉泉堂の唐饅頭のラインナップは、12個入りで660円(税込)の1種類のみです。
カロリーや栄養成分表示
山田玉泉堂の唐饅頭のカロリーや栄養成分表示(100gあたり)については、以下のとおりです。
カロリー | 312kcal |
---|---|
たんぱく質 | 5.8g |
脂質 | 0.9g |
炭水化物 | 70g |
食塩相当量 | 0.02g |
▼唐饅頭の食品表示と栄養成分表示

賞味期限や日持ち
日持ちは10日です。
比較的日持ちがするので、お土産にしやすいのではないでしょうか。
山田玉泉堂 唐饅頭が購入できる場所
山田玉泉堂の唐饅頭は世羅町甲山にある山田玉泉堂の店舗のほか、道の駅 世羅でも販売されています。