とらや 嘉祥菓子7ヶ盛が買える場所はどこか・食べてみた口コミ
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とらや 嘉祥菓子ついて
「厄除招福」と書かれたこちらは、6月16日の和菓子の日にちなんだ嘉祥菓子で、虎屋が手がけているものです。
江戸時代に行われていた、健康と招福を願って和菓子を食べる行事にちなんでいます。
こちらの嘉祥菓子は餅菓子、飴菓子、干菓子など7つの和菓子からなっています。
江戸時代の末期、御所に納めていた菓子をもとにつくられているとのこと。
それぞれに趣のある菓子名がつけられているのが興味深く、どのような経緯で名付けられたのか気になるところです。
こちらの嘉祥菓子を手がける虎屋は創業500年の老舗。
東京の和菓子屋さんというイメージがありますが、実は室町時代の後期に京都で創業されたんですよ。
東京へ進出したのは1869年でその10年後の1879年に赤坂にお店を構えました。現在は全国に80店舗あります。
とらや 嘉祥菓子を食べた感想
箱の中には和菓子とお皿がセットで入っています。
7つの和菓子が入っていますが、一つひとつ形状・デザインが違いとても素敵ですね。
お菓子の姿かたちだけではなく、味にもそれぞれに独特さがあり、食べていて「う~ん」と美味しいうなり声が出るほどです。
どれもおいしくいただきましたが、とくに私の印象に残ったものは2つ。桔梗餅(2枚目写真右下)と豊岡の里(2枚目写真中央)
桔梗餅
やわらかすぎない、ちょうどよいもちもちの食感があり、食べていて思わず頬がゆるみます。
黒糖の風味を感じたので原材料を確認したところ、「白下糖」との記載。
白下糖は和三盆になる前の段階といえる砂糖で、黒糖のような色と味です。
まろやかな黒糖餅といった印象をうけました。
豊岡の里
四角い落雁のような見た目。
こちらの干菓子は一般的な落雁のように硬くはなく、かといってやわらかくもありません。
ひと口入れると口の中でじわっと溶けていくので大変驚きました。
外見ではわかりませんが、中にはあんが入っていますよ。
和三盆糖と小豆がまざり合い、大変上品で口当たりのよい和菓子です。
とらや 嘉祥菓子の原材料名
2枚目写真の下部「伊賀餅(白いお餅に黄色粒が乗った菓子)」から時計回りに紹介します。
【伊賀餅】:砂糖、上用粉、白小豆、糯粉、糯米、クチナシ色素
【味噌松風】:小麦粉、砂糖、卵、白味噌(大豆を含む)、上用粉、黒胡麻、膨張剤
【浅路飴】:砂糖、白玉粉、胡麻、糯粉、水飴、澱粉
【武蔵野】:砂糖、小豆、糯粉、小麦粉、新粉、還元麦芽糖水飴、寒梅粉、澱粉
【源氏籬】:砂糖、白小豆、小豆、糯粉、新粉、還元麦芽糖水飴、小麦粉、寒梅粉、澱粉、クチナシ色素
【桔梗餅】:新粉、砂糖、中双糖、白下糖、小豆、カラメル色素
【豊岡の里(ピンク色の和菓子)】:砂糖、和三盆糖、寒梅粉、澱粉、白小豆、小豆、水飴、還元麦芽糖水飴、砂糖結合水飴、コチニール色素