村田文福老舗 月窓餅詰め合わせが買える場所はどこか・食べてみた口コミ
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月窓餅詰め合わせについて
愛媛県の城下町大洲市。その大洲に、旧大洲藩の時代から御用菓子司として営業するのが村田文福老舗です。
創業はなんと1624年!現在の店主で14代目になるんだとか。
村田文福老舗の看板商品「月窓餅」は、大洲藩第2藩主加藤恭興公の大好物だったという歴史のある銘菓です。
「月窓餅」という名前も、その恭興の号「月窓」から名付けられたと言われ、昔から大洲の手土産として親しまれてきました。
今回は、月窓餅のほか、さざ波、若楓、明からすの4種詰め合わせをご紹介いたします。
こちらの村田文福老舗は、すべて国産の高級素材を使用しており、月窓餅は本わらび粉を使用。これは創業当時からのこだわりだそうです。
また、きな粉も地元大洲産の青大豆きな粉を使用していますよ。
和菓子はどれも手作業でひとつひとつ丁寧に作られ、特に月窓餅は柔らかいわらび餅にこし餡を包むのが難しく、熟練の技が必要です。
値段は詰め合わせで20個入り、2,380円です。
販売場所は、JR松山駅、八幡浜駅のキヨスク、オズメッセ、産直市アゴラマルシェ、まちの駅あさもや、新宿高島屋店で購入可能です。
また、大洲特産品広場や、まちの駅あさもやのネットショップでも購入できますよ。
月窓餅詰め合わせを食べてみた感想
詰め合わせは4種類ありますので、ひとつずつ写真と感想を紹介いたします。
まず、はじめは「月窓餅」から。ちょこんとした1口サイズで可愛らしいですね。
このわらび餅がものすごく柔らかいです!良くある大福や求肥とはまったく違い、溶けて無くなっていきます。
中のこし餡も上品な甘さで、ものすごく美味しいです。あんこ好きにはたまらないでしょう。
そしてこの青大豆のきな粉が香ばしい!普通のきな粉とは一味違います。
個人的に、この詰め合わせの中でもNO.1の美味しさでした。
こちらは青い見た目が美しい「さざ波」。清涼感があってきれいですね。
さざ波は中に柚子のチップが入っていて、口に入れたとたんに柚子の香りが広がります。
羽二重餅の食感ももちもちとした弾力があり、一方でほわっとちぎれる絶妙な柔らかさがあります。
ただ、かなり柚子が強いので好き嫌いはあるかなぁ、と感じました。我が家では子どもが気に入ったようです。
こちらもさざ波と同じく羽二重餅の「若楓」。名前もお菓子に合っていて品がありますね。
なんとこちらの若楓、粉ワサビと地元大洲の刺身醤油の定番、みとせ醤油が入っているんです!
ワサビに醤油?かなりの冒険、と思いきや、これが美味しい!
このワサビの青々しい香り、そしてみとせ醤油の甘じょっぱさがマッチして、後引く美味しさ。
甘さもちょうど良く、緑茶にとても合いますよ。
最後はこちら「明からす」です。明け方をイメージしたのか、優しいオレンジ色をしています。
明からすはやや固めの羽二重餅に、粒餡が入っています。月窓餅のこし餡に対して、小豆らしいつぶつぶとした食感が新鮮に感じますよ。
そして羽二重餅には黒胡麻が練り込まれているのですが、これがアクセントになって美味しいです。
きな粉とはまた違った黒胡麻のプチッとした食感、そして香ばしさが良いですね。
4種類食べてみましたが、どれも丁寧な仕事ぶりが分かるほど美味しくて美しい和菓子でした。
名前も良く考えられていて「和」の心を感じます。情景が浮かぶようでステキですよね。
月窓餅が有名ですが、その他の和菓子もとても美味しかったです。
ご家族で楽しめる詰め合わせだと思いますよ。