れもん調布が買える場所はどこか・食べてみた口コミ
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れもん調布とは?
安政3年(1856年)創業の廣榮堂が手がける、レモンを使った調布です。
「調布」とは、薄く焼いた皮の中に求肥を包んで巻きあげたお菓子。江戸時代、京都御所の近くで菓子店を営んでいた倉敷出身の間野与平によって生み出されました。
ところで「調布」という名前は一体どこから来たのでしょうか?それは、調布の姿からなんです。
皮で求肥をくるっと巻いた姿が、朝廷に税として納められていた手織りの巻布「調布」に似ていたことから「調布」と名づけられたんですよ。
命名したのは江戸時代の公卿(くぎょう)であり、歌人でもあった千種有功(ちぐさ ありこと)卿と言われています。
蛤御門の変(はまぐりごもんのへん)の後、岡山に帰った間野与平は菓子店を開くことに。
そこで提供した「調布」が好評となり、今日まで岡山銘菓として愛され続けているのです。
れもん調布は求肥に蜜漬けレモンとレモン果皮を使用した爽やかな調布です。暑い夏の日に爽やかなお菓子はぴったりですね。
れもん調布を食べた感想
きれいな茶色に焼かれた皮の中には、もっちりと柔らかな求肥が巻かれていました。
大きな求肥の塊は食べ応え十分。
蜜漬けレモンとレモン果皮が使われているので爽やかな風味と苦みが特徴です。
求肥を一口食べると、ほんのりとレモンの爽やかな香りがします。爽やかな風味がとても夏らしいですね。
特においしさを感じるのはレモン果皮を食べた時。レモン果皮のもつ苦みと求肥の甘味が口の中で混ざり合って、よりおいしく感じられます。
さらにレモン果皮からは苦みの他にも、レモンの爽やかな香りが放たれるんです。
一気に口の中に広がるレモンの爽やかさ。
上品で爽やかな、夏らしいお菓子です。
れもん調布が買える場所
れもん調布は、廣榮堂の各店舗などで購入することができます。