廣栄堂本店 桜調布が買える場所はどこか・食べてみた口コミ
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桜調布について
桜調布(さくらちょうふ)は、岡山県岡山市にある老舗の和菓子店・廣栄堂本店が製造・販売しています。
廣栄堂本店といえば「きびだんご」が有名。
しかし、きびだんごと同じく歴史ある岡山銘菓である調布も取り扱っています。
廣栄堂本店は、通常の調布のほかに季節限定の調布も販売。
桜調布はそのひとつで、春季限定の商品です。
桜調布の形や大きさは、通常の調布とほぼ同じです。
幅約3.5cm、長さ約9.5cm、高さ約3cmくらいで、直方体の棒状。
直方体の求肥をクレープのような薄く焼き上げた皮でくるんでいます。
皮は全体的に茶色で、皮の裏側は薄黄色。
赤の求肥は薄く白みがかった紅色です。
調布の歴史
調布は岡山市の郷土菓子として歴史があり、できびだんごや大手まんぢゅうと並ぶ銘菓です。
誕生は江戸時代末期。
考案者は、備中国都宇郡生坂村(現在の倉敷市生坂。倉敷インターチェンジ付近)出身の和菓子職人・間野与平(まの よへい)。
京都で和菓子店を営んだあと、岡山城下で金華堂という店を始め、調布を販売。
その後、金華堂は閉店しますが、翁堂という店が継承して現在に至っています。
今は岡山市内外の様々な和菓子店が調布を製造・販売していますよ。
なお、調布の名前の由来ですが、かつて日本において大和政権に納めた租税「調(ちょう)」の一つで、手織りの麻布のことです。
見た目が、布を巻いた状態の調布に似ていたから名付けられました。
桜調布を食べた感想
調布の皮は薄いですが、食感は意外にもフワフワ。香ばしさとかすかな甘さがあります。
中の求肥はとても弾力があって、モッチリとしています。
噛みしめた瞬間、淡泊な甘さと同時に桜餅のようなよい香りがします。
これは求肥に桜の塩漬けが入っているため。
春らしいサッパリとした甘さと風味を楽しめる菓子です。
食べた後にも桜の塩漬けのよい香りが残ります。
桜調布の購入について
桜調布は春季限定商品。
廣栄堂本店の直営店のみの取り扱いです。
5個入パックのみで、価格は450円(税込)。