大文字 十萬石が買える場所はどこか・食べてみた口コミ
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十萬石について
十萬石(じゅうまんごく)は、岡山県北部の中枢・津山市にある大文字(だいもんじ)という和菓子店が製造・販売しています。
十萬石は、大文字の「美作守(大/小)」とともに看板商品として創業時から人気がある商品です。
津山中心部は、美作津山藩の拠点となった津山城の城下町だったところです。
江戸時代から和菓子処として菓子づくりが盛んでした。
元禄期、城下の美濃職人町で「甘露の清水」と呼ばれ、のちに「鶴の井」とも呼ばれるようになった名水が発見されます。
菓子職人がその名水で寒餅をつくったところ、当時の津山藩主・松平氏に献上され、松平氏はたいへん気に入ったそうです。
以来、松平氏は茶会のときの茶菓として愛用したといわれています。
その後、現代になり大文字の創業者がこの歴史を元にして、改良に改良を重ねて誕生した菓子が十萬石なんですよ。
十萬石という名前は、松平氏が藩主時代の津山藩の石高に由来しています。
(※ 時代により石高は上下しています)
創業から現在までロングセラーとして人気があり、全国菓子大博覧会では1998年に会長賞、2008年には小企業庁長官賞を受賞するなど、高い評価を得ています。
十萬石には小と大の2種類があり、大きさが違うだけで味自体は同じです。
ただし、大は生地の色が紅白2種類となっています(生地の味は同じ)。
小も大も円盤状の形をしています。
小の大きさは、直径が約5.5cm、厚さ約1.5cm。
大は直径が約7cm、厚さ約1.5cmとなっています。
厚さ2mmの2枚の薄い生地の間に、薄い円盤状の求肥が挟まれているお菓子です。
求肥は薄く、中にはたっぷりのこしあんが入り、中のこしあんが透けて見えていますよ。
十萬石を食べた感想
上下2枚の生地は、薄焼きせんべいです。
かじると、しんなりとした食感ですが、食べ進めると口の中でサクサクとした軽やかな歯ごたえも感じました。
そして、中にはさまれた求肥のもっちりとした食感と同時に、舌触りなめらかなこしあんが出てきます。
こしあんは、とても上品で後に引かない甘さで、いくつ食べても飽きがきません。
ほかではなかなか味わえないオリジナリティあふれる和菓子で、やみつきになってしまいました。
十萬石の購入について
十萬石は、津山市内に店を構える大文字の店舗で買うことができますし、電話・ファックスにて取り寄せることも可能ですよ。
詳細は大文字の公式サイトで確認してください。
ほかにも津山城址がある鶴山(かくざん)公園の南側の津山観光センターでも販売されていますよ。
さらに、オンラインショップの岡山 つやま夢みのり美味いもん館で購入することも可能です。
十萬石の入数と価格
十萬石 小
1個 | 108円 (税込) |
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10個入 | 1,242円 (税込) |
15個入 | 1,803円 (税込) |
20個入 | 2,376円 (税込) |
30個入 | 3,510円 (税込) |
40個入 | 4,644円 (税込) |
十萬石 大
1個 | 162円 (税込) |
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3個入 | 1,150円 (税込) |
8個入 | 1,490円 (税込) |
12個入 | 2,160円 (税込) |
18個入 | 3,240円 (税込) |
24個入 | 4,212円 (税込) |
36個入 | 6,156円 (税込) |
48個入 | 8,100円 (税込) |
大は、紅白の色の選択、または個数配分を指定することもできます。