三宅製菓 備中神楽面最中が買える場所はどこか・食べてみた口コミ
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備中神楽面最中について
備中神楽面最中(びっちゅうかぐらめん もなか)は、岡山県中西部、高梁市の旧 成羽町(なりわちょう)にある和菓子店・三宅製菓(みやけ せいか)が製造・販売しています。
成羽町は、2004年(平成16年)に現在の高梁市となった町で、同市の西部にあたります。
三宅製菓は成羽町の中心部にあり、明治時代に創業しました。
その三宅製菓の看板商品で、長年のロングセラーが「備中神楽面最中」。
岡山県西部の備中地方に古くから伝わる風習で、伝統芸能の備中神楽をモチーフとした最中です。
全国菓子大博覧会で、名誉金賞を受賞するなど高い評価を得ています。
備中神楽は、国の重要無形民俗文化財に指定されています。
備中地方の神社では、春祭りや夏祭りのときに盛んに行われているんですよ。
三宅製菓のある成羽町の中心部は、江戸時代に成羽藩の陣屋町として繁栄した場所です。
そして、江戸時代にこの成羽の町で備中神楽が誕生しました。
つまり、成羽は備中神楽発祥の地なんですよ。
成羽町や高梁市内には、複数の備中神楽の団体が活動しています。
備中神楽の発祥地、また盛んな地域で三宅製菓は創業したので、備中神楽をモチーフとした菓子が生まれたのです。
備中神楽面最中は、その名の通り最中種が備中神楽で使われる面をかたどっています。
最中は、備中神楽に登場する素戔嗚尊(すさのおのみおと)、奇稲田姫(くしなだひめ)、大国主命(おおくにぬしのみこと)の主要な三柱の神様にくわえ、八岐大蛇(やまたのおろち)の合計4種類です。
大きさは、横が約7.5cm、縦約9cm、厚さは約2.5cmで、小判型をしています。
最中としてはやや大ぶりですね。
最中種は薄ベージュ色で、中には粒あんがたっぷりと詰まっています。
粒あんに使っているのは、北海道産の大納言小豆と最高級品とされる白双糖だそうですよ。
なお、4種とも中身の粒あんは同じものです。
ちなみに、三宅製菓はほかにも「神楽最中」という備中神楽をモチーフとした菓子も製造しています。
また、創業者の名前を商品名にした「金平饅頭」も創業時からの人気商品ですよ。
備中神楽面最中を食べた感想
まず驚くのは、その最中種です。
先述の通り、備中神楽の面を模しているのですが、そのディティールがとてもきれいなんですよ。
いままでいろんな形をした最中種を見てきましたが、その作り込みの美しさは、この商品がトップクラスだと思いました。
食べてみると、最中種はパリッとした食感です。
中にはかなりの量の粒あんが詰まっていて、ボリュームがあります。
粒あんはねっとりとした舌触りです。
小豆の粒は大きめで、粒の食感がしっかりとしており、良いアクセントになっています。
粒の身はホクホクとした舌触りで、粒の皮はシャキシャキ。
粒あんの味は小豆の風味が感じられるハッキリとした甘さです。
お茶などの飲み物と一緒に召し上がると食べやすいですよ。
最中にしては、かなり大きいので食べ応えは十分でした。
地元の風習を反映したお菓子なので、お土産に最適だと思います。
備中神楽面最中の購入について
備中神楽面最中は、高梁市成羽地区内に2店ある三宅製菓の店舗で購入可能です。
また、以下の場所でも販売されています。
- 岡山県の主要百貨店
- 岡山空港の土産物売場
- スーパーマーケット天満屋ストア(ハピータウン高梁店・ハピータウンリブ総社店・ハピーズ倉敷中島店)
- アリオ倉敷内の天満屋ふるさと館(JR倉敷駅北口)
なお、三宅製菓のオンラインショップで取り寄せることもできますよ。
入数や価格は以下の通りです。
10個入 | 1,825円 (税込) |
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15個入 | 2,715円 (税込) |
備中神楽面最中と金平饅頭の詰め合わせもあります。