福富 ばら最中が買える場所はどこか・食べてみた口コミ

ばら最中について

ばら最中は、広島県の最東南、岡山県との県境に位置する福山市の和菓子店・福富(ふくとみ)が製造・販売しています。

その名の通り薔薇の形をした最中。

薔薇は福山市の市花です。

1945年(昭和20年)の福山空襲で市街地の80%程が焼失し、シンボルでもある福山城もほぼ破壊されてしまいました。

戦後の1956年(昭和31年)に市民の有志が復興を願い、薔薇の苗1000本を植樹。

それを期に市をあげて「薔薇の街」として薔薇を通じた様々な活動を行い、今では福山市の象徴となっています。

そんな市の象徴の花をかたどった最中ですが、まず容器がおしゃれで高級感があります。

なお、福富のばら最中は2016年に「福山市都市ブランド」に選ばれています。

ばら最中を食べた感想

ばら最中の特徴は見た目だけではありません。

ばら最中は「セルフ式最中」なのです。

中にある缶に封入された粒あんと、最中種が別々にパッケージ。

缶を開けて、付属の木製ヘラで粒あんをすくい、最中種に乗せて自分で最中種を合わせます。

薔薇の花をかたどった最中種は、通常の色と薄ピンクの2種類、4つずつ計8個。

粒あんは粒が大きく柔らかい丹波大納言小豆で、3日かけて炊き上げるというこだわり。

甘さは控えめで、くどくありません。

舌触りなめらかで、みずみずしさも感じます。

自分であんを挟んで食べるので、最中種はとてもパリパリ。

噛みしめるたびに香ばしさが鼻孔をかすめます。

あんのほどよい粘りと最中種の軽快な食感が合わさり、とても楽しく味わうことができます。

本来なら、できた直後でないと楽しめない最中の風味を、お土産としても楽しめるのはうれしいですね。

見た目だけでなく、作る過程も楽しめるのでお子様にもおすすめです。

包装もおしゃれなので、お土産にピッタリです。

ばら最中が買える場所

ばら最中は、8個入で1598円(税込)の1種類のみの販売。

買える場所は、福山市内にある福富の各店舗。

福山駅前にある天満屋の中にも店舗があります。