三原市お土産のおすすめ人気お菓子やスイーツの一覧やお土産屋さんも紹介

三原市(みはらし)は広島県中南部にある町で、人口は約8万8000人です。

中心市街地を含む市東部は備後国、西部は安芸国で、市域が二ヶ国にまたがっています。

市の中心部にあるJR三原駅は、三原城の本丸の一部を横切る形で設置されています。

三原駅は山陽本線・呉線の列車が停車するほか、山陽新幹線の停車駅です。

現在の三原市は、2005年(平成17年)に旧 三原市、御調郡 久井町、豊田郡 本郷町、賀茂郡 大和町が対等合併して新設されました。

そんな三原市の定番のお土産・おすすめのお土産を紹介しますね。

三原市の郷土菓子・銘菓など

三原市のお土産のおすすめは、おもに以下のようなものです。

  • 三万石本舗:三万石名城焼
  • 三万石本舗:三万石せんべい
  • ヤッサ饅頭本舗:ヤッサ饅頭
  • 八天堂:くりーむパンシリーズ
  • エトワール大池:ブランデーケーキ

ひとつずつ紹介していきますね。

三万石本舗 三万石名城焼

三万石名城焼 中身写真

「三万石名城焼(さんまんごく めいじょうやき)」は、三原市を代表する銘菓のひとつです。

市内にある三万石本舗(さんまんごく ほんぽ)という菓子店が製造しています。

茶色い円盤状のせんべいは、いわゆる甘味せんべいです。

生地の中にはピーナッツが混じっています。

またせんべいの裏側に描かれているのは、在りし日の三原城天守です。
商品名も三原城にちなんでいます。

三万石名城焼 開封写真

三万石名城焼は非常に固い食感が特徴です。
割れると「バキッ」と音を立てます。

甘い風味とともに、ピーナッツのカリカリとした食感と風味が広がっていきます。

ちなみに三万石という名前は、江戸時代に三原城主だった広島浅野氏の筆頭家老の浅野氏(三原浅野氏)の石高が三万石だったことが由来です。

  • おもな販売箇所:三万石本舗、JR三原駅、広島空港、八幡パーキングエリア、高坂パーキングエリア、道の駅 みはら神明の里、道の駅 よがんす白龍、イオン三原、三原市内のスーパーマーケットなど
  • 本店の住所:広島県三原市宮沖3丁目7-2

三万石本舗 三万石せんべい

三万石せんべい」は三万石名城焼と同じ三万石本舗がつくっています。

三万石名城焼とともに、同社を代表する人気商品です。

正方形の角が取れたような独特の形をしています。

また表面には大きく「三万石」と刻印され、小さく在りし日の三原城天守も描かれているのが特徴です。

三万石煎餅は名城焼と同じように甘味せんべいで、ハチミツが入っていてやさしい甘さがあります。

なお名城焼に入っていたピーナッツは、三万石せんべいには入っていません。

  • おもな販売箇所:三万石本舗、JR三原駅、広島空港、八幡パーキングエリア、高坂パーキングエリア、道の駅 みはら神明の里、イオン三原、三原市内のスーパーマーケットなど
  • 本店の住所:広島県三原市宮沖3丁目7-2

ヤッサ饅頭本舗 ヤッサ饅頭

ヤッサ饅頭」はヤッサ饅頭本舗を代表する菓子です。

ヤッサ饅頭本舗は大正2年(1913年)創業の老舗菓子店で、ヤッサ饅頭は三原市で行われる「ヤッサ踊り」をモチーフにしています。

ヤッサ踊りは、三原城下で戦国時代から続いている祭です。

永禄10年(1567年)に小早川隆景によって三原城が築城されたとき、完成を祝って、地域の老若男女が三味線、笛、太鼓などを鳴らしながら「ヤッサ、ヤッサ」という掛け声で踊ったのが始まりとされています。

ヤッサ饅頭は丸い太鼓型の饅頭で、茶色い焼け目がおいしそうです。

中にはタップリの粒餡が詰まっていて、薄い皮からところどころ粒餡が透けて見えます。

これはヤッサ踊りを踊る人の浴衣をイメージしているそうです。

  • おもな販売箇所:ヤッサ饅頭本舗、JR三原駅、広島空港、高坂パーキングエリア、道の駅 みはら神明の里、イオン三原、三原市内のスーパーマーケットなど
  • 本店の住所:広島県三原市本町3丁目15-7

八天堂 くりーむパンシリーズ

八天堂(はってんどう)は、三原市に本店がある老舗のパン屋です。

昭和8年(1933年)に三原市中心部で洋菓子店として創業し、のちにパンを中心に販売するようになりました。

2000年代後半、冷めてもおいしい口溶けにこだわった「くりーむパン」を開発し、大人気に。

八天堂くりーむパン5種詰め合せの開封した写真

広島空港に近い立地を生かし、東京など全国各地でも販売して全国的な人気商品になりました。

現在では基本のカスタード味のほか、以下のような味のバリエーションが生まれています。

  • カスタード
  • 小倉
  • 抹茶
  • チョコ
  • 生クリーム
  • あまおういちご
  • マロン
  • ミルクティー
  • あんバター
  • 山田養蜂場ハチミツ

このほかにも新しい味が登場したり、期間限定の味が出たりします。

さらに八天堂ではくりーむパン以外にも、メロンパンやクロワッサンなど非常に幅広い商品をしていますので、ぜひチェックしてみてください。

  • おもな販売箇所:八天堂本店(八天堂カフェリエ内)・みはら神明の里店(道の駅 みはら神明の里内)・広島空港店、八天堂ビレッジ 天空カフェ&ファクトリー
  • 本店の住所:広島県三原市本郷町善入寺用倉山10064-190
    (本社:広島県三原市宮浦3丁目31-7)

▼八天堂 本店(八天堂カフェリエ内)の場所

▼八天堂 みはら神明の里店の場所

▼八天堂 広島空港店の場所

▼八天堂ビレッジ 天空カフェ&ファクトリーの場所

エトワール大池 ブランデーケーキ

エトワール大池は、三原市の北部・大和地区(旧 賀茂郡 大和町)にある洋菓子店です。

すぐ近くには、名所の白竜湖があります。

エトワール大池では「ブランデーケーキ」が店を代表する菓子で、とても人気です。

エトワール大池のブランデーケーキは、地元・大和町で採取されるミネラルウォーター「白竜水」とブランデーナポレオン使っています。

そのため洋酒の風味がよくきいていて、酒好きにはたまらない一品です。

なおエトワール大池ではブランデーケーキのほかに、洋風どら焼きの「白竜どらどら」も人気があります。

  • おもな販売箇所:エトワール大池、道の駅 みはら神明の里、道の駅 よがんす白竜
  • 本店の住所:広島県三原市大和町和木1530-1

三原市の名産を使った菓子

三原市には、たくさんの名産品があります。

地元の名産を使った菓子も、お土産に最適です。

三原の名産を使ったおもな菓子は、以下のようなものがあります。

  • ゑびす家:たこせん
  • ゑびす家:たこもみじ
  • 柑橘を使った菓子

ひとつずつ紹介していきましょう。

ゑびす家 たこせん

ゑびす家 三原名菓 たこせん 中身の写真

ゑびす家は、三原市中心部にある菓子店です。

ゑびす家では三原を代表する名産であるタコを使った菓子が知られています。

なかでも一番人気があるのが「たこせん」。
タコを使ったせんべいです。

ゑびす家 三原名菓 たこせん 外装

薄い円盤状のせんべいで、タコの小さな身が入っているのが確認できます。

食べるとパリッと軽快な音がし、適度な塩味とともにタコの風味が漂う味わいです。

  • おもな販売箇所:ゑびす家 本店・生菓子みやげ品店、JR三原駅、広島空港、道の駅 みはら神明の里、高坂パーキングエリア、イオン三原、三原市内のスーパーマーケットなど
  • 本店の住所:広島県三原市城町1-8-2

▼ゑびす家 本店の場所

▼ゑびす家 生菓子みやげ品店の場所

ゑびす家 たこもみじ

三原名産のタコを使ったたこせんが有名なゑびす家ですが、たこせん以外にもタコを使った菓子をつくっています。

そのなかでも注目なのが「たこもみじ」です。

名前のとおり、タコが入ったもみじ饅頭のことで、三原名産と宮島銘菓のもみじ饅頭という、広島県を代表する名品がタッグ・チームを組みました。

「もみじ饅頭にタコ?」「味は大丈夫?」と不安になるかもしれませんが、これが意外においしいと評判です。

もみじ型のカステラの生地の中には、餡ではなくてクリームチーズが入り、そして焼ダコの身を小さく切ったものが1切れ入っています。

カステラ生地のフンワリ感と甘さに、クリームチーズの風味と、タコの風味と塩味が絶妙なバランスでおいしいです。

せっかく三原に来たなら、市外の銘菓であるもみじ饅頭より、三原ならではのたこもみじにしてみませんか。

なおゑびす家ではたこせん・たこもみじのほかに、たこパイやたこサブレなどのタコを使った菓子があります。

  • おもな販売箇所:ゑびす家 本店・生菓子みやげ品店、JR三原駅、広島空港、道の駅 みはら神明の里、高坂パーキングエリア、イオン三原、三原市内のスーパーマーケットなど
  • 本店の住所:広島県三原市城町1-8-2

▼ゑびす家 本店の場所

▼ゑびす家 生菓子みやげ品店の場所

柑橘を使った菓子

島ごころ
島ごころ

広島県南部の島嶼部や瀬戸内海沿岸部では、柑橘(かんきつ)栽培が盛んです。

レモンやはっさく、デコポン、温州みかんなど、さまざまな柑橘類の産地として知られています。

中でもレモンは、国内栽培の発祥地で、国内最大の産地でもあるのです。
また、はっさくは尾道市因島地区が発祥の地でもあります。

広島はっさくの散歩道 アップ
はっさくの散歩道

三原も沿岸地帯の丘陵部や島嶼部で、柑橘栽培が盛んです。

柑橘を使った菓子は非常にたくさんありますが、代表的なものをピックアップすると 以下のとおり。

瀬戸内レモンラングドシャ はちみつ仕立て中身
瀬戸内レモンラングドシャ はちみつ仕立て

三原市内には新幹線停車駅や広島空港、道の駅、高速道路のパーキングエリア、ショッピングセンターなどがあるので、さまざまな柑橘の菓子が売られています。

  • おもな販売箇所:JR三原駅、広島空港、道の駅 みはら神明の里、道の駅 よがんす白竜、八幡パーキングエリア、高坂パーキングエリア、イオン三原など

▼せとうち寿は、岡山にある会社です。

▼金萬堂本舗は、尾道にあります。

▼虎屋本舗 本店の場所

▼島ごころの本店は、尾道市瀬戸田町・生口島にあります。

▼ゑびす家 本店の場所

▼ゑびす家 生菓子みやげ品店の場所

その他のお土産

三原市では、市内に広島空港や山陽自動車道のパーキングエリアがあるため、市外のお土産も売られています。

また、お土産は菓子だけではありませんよね。
三原市にも菓子以外のお土産がたくさんあります。

そこで三原市内で買える市外のお土産のおすすめなものや、菓子以外のおすすめのお土産を紹介しましょう。

もみじ饅頭

藤い屋 もみじまんじゅう
藤い屋 もみじまんじゅう

もみじ饅頭」は広島県を代表する土産菓子で、全国的にも知られていますね。

そんなもみじ饅頭は、広島県を代表する観光地である宮島の銘菓です。

三原市内でも、複数のメーカーのもみじ饅頭が売られています。

もみじファミリー アップ
やまだ屋 もみじ饅頭

とくに三原市内には新幹線停車駅の三原駅、広島空港、道の駅や山陽自動車道のパーキングエリアなどがありますので、広島県を代表する銘菓であるもみじ饅頭もたくさん販売されているのです。

広島空港内には、もみじ饅頭の製造元のひとつ・にしき堂の支店(広島空港店)もあります。

にしき堂 もみじ饅頭 こしあん 中身の写真
にしき堂 もみじ饅頭 こしあん

三原市内で売られている、おもなもみじ饅頭の製造業者は以下のとおり。

せっかく三原に来たなら、三原ならではのもみじ饅頭である「たこもみじ」を買ってみてはいかがでしょうか。

  • おもな販売箇所:JR三原駅、広島空港、道の駅 みはら神明の里、道の駅 よがんす白竜、八幡パーキングエリア、高坂パーキングエリア、イオン三原など

▼にしき堂 広島空港店の場所

タコをはじめとした海産物、加工食品

三原市は中心部を含む南部は海に面しているので、古くから漁業が盛んです。

そのため、海産物や海産加工品が名産品となっています。

海産物ではタコが代表で、市を象徴するもののひとつです。

タコやその他の海産物を使ったカマボコなども名産になっています。

日本酒

三原市は、古くから酒造りが盛んな地域でした。

現在では酒造りは衰退しましたが、今でも市内には酒蔵があります。

それが「酔心(すいしん)」の銘柄で知られる醉心山根本店です。

酔心は酒の品評会などで高い評価を得ており、非常に人気があります。

お土産に酔心の酒を選んでみてはいかがでしょうか。

三原のお土産が買える場所について

三原市のお土産が買えるのはどこなのか気になりますよね。

もちろん、製造元の直営店や支店などに行けば買えます。

でも、できればいろいろなものを見比べてみたいですよね。

そこで三原市内で、さまざまなお土産を売っている施設をピックアップすると、以下のとおりです。

  • 三原中心市街:JR三原駅
  • 三原中心市街:イオン三原
  • 三原郊外:道の駅 みはら神明の里
  • 三原郊外:山陽自動車道 八幡パーキングエリア
  • 久井エリア:山陽自動車道 高坂パーキングエリア
  • 大和エリア:道の駅 よがんす白竜
  • 本郷エリア:広島空港

ひとつずつ紹介しましょう。

三原中心市街:JR三原駅

三原駅

JR三原駅の構内には、セブンイレブンがあり、お土産コーナー「おみやげ街道 三原店」を併設しています。

三原市のお土産を中心に、広島県や周辺市地域のいろいろなお土産を販売。

三原駅 お土産屋

そのほかにも土産物を販売する店があります。

JR三原駅は在来線のほか、新幹線も停車します。

鉄道を利用する場合、もっとも便利なお土産物店ではないでしょうか。

三原中心市街:イオン三原

イオン三原は、三原市中心部にあるショッピングセンターです。

イオンは全国各地にありますが三原にもあります。

中心部にありますが広い駐車場を備え、幹線道路も近くを通っていることから、車でもアクセスがしやすいです。

店内の食品売場に、お土産コーナーがあります。

三原郊外:道の駅 みはら神明の里

道の駅みはら外観

道の駅 みはら神明の里(しんめいのさと)は、三原市東部にあります。

国道2号線バイパス沿いにある道の駅で、小高い丘陵上にあるので、大変見晴らしがよいです。

道の駅からは瀬戸内海や芸予諸島の島々が見渡せる絶景が広がります。

道の駅みはら展望

そんなみはら神明の里では、地元の名産品やお菓子などをたくさん販売しているので、お土産選びに最適の施設ではないでしょうか。

道の駅みはら展望

巨大なタコ足の天ぷらなどが楽しめるレストランも魅力です。

三原郊外:山陽自動車道 八幡パーキングエリア

八幡パーキングエリア(やはた-)は、三原市北東部にある山陽自動車道のパーキングエリアです。

パーキングエリアといえば小規模で、トイレや自動販売機くらいの簡素な施設のイメージがあるかもしれません。

八幡パーキングエリアは広い駐車場を備え、コンビニ(セブンイレブン)や軽食が食べられる食堂を併設しているのです。

コンビニの店内は広めで土産物もたくさん陳列しており、三原や周辺地域のお菓子などをたくさん販売しています。

久井エリア:山陽自動車道 高坂パーキングエリア

高坂パーキングエリア(たかさか-)は、三原市北部の久井エリアにある山陽自動車道のパーキングエリアです。

八幡パーキングエリアと同じくパーキングエリアとしては規模の大きな施設で、ショッピングエリアや軽食が食べられる食堂を備えています。

ショッピングエリアでは三原市のほか、周辺地域や県内外のお菓子などのお土産をたくさん販売していました。

大和エリア:道の駅 よがんす白竜

道の駅 よがんす白竜(はくりゅう)は、三原市北西部・大和エリアにある道の駅です。

国道432号線沿いにあり、白竜湖のそばに位置しています。

三原の名産やお菓子も置いてありますが、旧 三原エリアとは異なる内陸部である大和エリアならではのお菓子もあるのがポイントです。

本郷エリア:広島空港

広島空港は、三原市西部・本郷エリアにある空港です。

本郷エリアの西の山上に位置し、広島県の空の玄関口としてにぎわっています。

そのため空港内には飲食店や小売店などの施設が数多く出店しており、お土産もたくさん選べるのが魅力です。

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三原のおみやげ6件

この記事を書いた人

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アサノ

岡山県出身、広島県在住のフリーランス・フォトライター。食や歴史文化に関する記事を多数制作。地元の人でさえ知らないような歴史ある良いものを再発掘し、その魅力を発信することで、地域を盛り上げたいと思っています。