信玄餅に似てる?風呂敷包みの餅菓子大全集!
こんにちは!
全国の似ているお土産を探すのが好きな、編集長の嶋田コータローです。(@SRokota)
買ったりもらったりしたお土産と似たものを、ほかの地域で見かけることありませんか?
日本は広いので、やっぱり類似系のお土産はあるものです。
そこで!今回は風呂敷包みになっている全国の餅菓子を紹介していきます。
それぞれどんな味がするの?
また知名度はどのくらいあるの?
こんなことを、おみや読者からのコメントを交えて見ていきましょう!
取り上げるのはこの5つです。
それではどうぞ~。
そもそもどんなお菓子なの?
それぞれのお土産を見ていく前に、今回取り上げる餅菓子の共通点を見てみましょう。
タイトルにありますように、まず目立つ特徴は、個包装が「風呂敷包みになっている」ことです。
メーカーによっては風呂敷のサイズを大きくしてあるため、お皿に取り分けずに、包み紙にお餅を載せて食べられます。
わざわざお皿を準備しなくてもいいので、職場へのお土産としても好評。
さらに共通しているのは、「何らかの蜜をかけて食べる」ことです。黒蜜だったり果物蜜だったり、お餅と一緒に蜜がセットで入っていますよ。それから楊枝もついてますね。
個包装、食べ方、付属品、この3つが似ていますので、まさに類似系のお土産といっていいですね。
各地の風呂敷包みのお餅ラインナップ
それでは、ここからは全国各地の類似系お餅を紹介していきます。
桔梗信玄餅
まずはじめに紹介するのは、山梨県の代表的なお土産「信玄餅」。
戦国時代の大名・武田信玄にちなんだ餅菓子です。
こちらは創業明治22年の桔梗屋のもので、一般的に広まったのは昭和43年ごろとのことです。
関東圏に住んでいる人であれば、風呂敷包みの餅といえば信玄餅を真っ先に浮べるのではないでしょうか。
なんといっても和柄の真っ赤なパッケージが特徴的。これは海外の人へのお土産にもいいですね~。
やわらかいきなこ餅と濃い黒蜜がまざり絶妙のおいしさです!
こんなコメントがおみやに寄せられています
もっちりとしたお餅に、ほろ苦いきなこと程良い甘さの黒蜜の相性がバツグンで美味しいです。
黒蜜は甘過ぎずで食べやすく、何個でも食べられます。
20代女性
▼きな粉をこぼさず食べる方法をコメントしてくれた方も
その方法とは、まず、封を開けたら、直ぐに黒蜜をかけるのではなく、くっついたお餅を切り離します。
そして真ん中だけを少しだけ上に持ち上げてから、黒蜜をかけます。
そうする事によって、きな粉を散らかしたり、黒蜜が垂れること無く、より一層美味しく頂くことが出来ます。
20代女性
参考:桔梗信玄餅の記事はこちら
金精軒 信玄餅
続いて紹介するのも信玄餅です。こちらは創業110年以上の歴史をもつ金精軒のもの。
甲斐の大名・武田信玄が合戦の際に非常食とした餅にちなんでできたのが、信玄餅なのです。
桔梗信玄餅とおなじく、黒蜜をかけていただきます。国産餅米を使用したやらか~い食感が特徴ですよ。
包み紙を広げてそこにお餅をのせれば、テーブルがきなこまみれにならずにすむので便利。
金精軒の信玄餅は、第18回全国菓子博覧会で有功金賞、第19回全国菓子博覧会で審査総長賞を受賞しています。
私自身、おもち・きな粉・黒蜜の組み合わせが昔から大好きで、
しかも黒蜜を自分で好きな分量かけられる所が特別な感じがして小さな頃からお気に入りでした。
30代女性
出陣餅
こちらは越後国(新潟県)を治めた戦国時代の大名・上杉謙信にちなんだお餅。
新潟県上越市に本店をかまえる「かなざわ総本舗」が手がけています。
上杉謙信と武田信玄はライバル同士であったといわれており、実際5回も合戦を繰り広げているんです。
「武田信玄の餅菓子があるなら、上杉謙信のものだってあるに違いない!」と、筆者が探していましたところ、やはりありました。
出陣餅も黒蜜をかけていただくのですが、信玄餅との違いは餅の中身。
出陣餅には、茎までやわらかく煮たよもぎが入ってるんです。よもぎ+黒蜜で独特の風味がしておいしいですよ~。
参考:出陣餅の記事はこちら
筑紫餅
九州地方にも風呂敷包みのお餅があるのを知ってましたか?
こちらは福岡県・博多に本店をかまえる如水庵の「筑紫もち」です。筑紫とは福岡県の一地域のことですよ。
社長の森恍次郎さんが幼いころに食べた、祖母手づくりのきなこもちにヒントを得てつくられたとのこと。
ちなみに構想からお菓子の完成までに5年もの歳月をかけた、まさに試行錯誤のすえにうまれたお餅なんです。
黒蜜・きなこ・餅、この3つのバランスがよく、一度食べたらくせになります!
全国的に似たような商品もありますが、私はやっぱりこれが一番好きです。
柔らかいお餅にたっぷりときなこがかかっています。
黒蜜を溢れるほどたっぷりかけて食べると本当に美味しいです。
20代女性
参考:筑紫もちの記事はこちら
大風呂敷
最後に紹介するのは、鳥取県の代表的なお土産「大風呂敷」。
その名のとおり風呂敷に包まれている緑のパッケージが特徴的で、お土産屋さんで見たらつい手に取ってしまいそうです。
今回取り上げている「風呂敷包みの餅菓子」の中では、唯一パッケージが風呂敷包みになっています。
箱が風呂敷に包まれているのは、山陰地方の風習によるものなんですよ。
その風習とは、祝い事のさいに家紋の入った大風呂敷を用いていたというもの。
こういった地域の文化をお土産を通して知れるのはいいですよね。
大風呂敷は上記4つのお餅とは異なり、梨蜜をかけていただきます。5つのなかでは一番あっさりしているんじゃないかなぁ。
参考:大風呂敷の記事はこちら
おみやのSNSでアンケートをとったよ
ここまで5つの「風呂敷包みの餅菓子」を紹介してきました。
この5つの餅菓子、どのくらい知られているのかが気になりアンケートを取ってみました。
アンケートの内容は「信玄餅・出陣餅・筑紫餅・大風呂敷のなかで、どれを食べたことがあるか」というものです。
結果は・・・
似ているお土産アンケートの結果が出ました~?✨
信玄餅を食べたことがあるという人が一番多かったですね~。断トツでびっくり?回答してくださった方ありがとうございました! pic.twitter.com/RY40MKKgla— おみやん@おみや (@omiya_data) 2017年7月12日
ごらんのとおり、Twitterでは「信玄餅」と回答する方が一番多かったですね。断トツで驚きました~。
おみやのFacebookでも紹介したよ
おみやのFacebookでも紹介して、どれを食べたことがあるか聞いてみました。
Facebookでは筑紫もちと大風呂敷を食べたことがあるという方が多かったです。
コンパクトなサイズでしかも美味しいお餅ということで、いいお土産になりますね~。
こちらからその日のコメントを読めますよ。
さいごに
今回は各地の「風呂敷包みの餅菓子」を特集しました。
どれもきなこ餅に蜜をかけて食べるという点では似ていますが、由緒は地域にちなむものです。
各地を旅行する機会があれば、ぜひ食べてみてはいかがでしょうか。
各お土産ごとにまつわる話も違うので、きっと全部制覇したくなりますよ!
類似の餅菓子情報を大募集
今回紹介した「風呂敷包みの餅菓子」、全国各地にまだまだ類似のものがあると思います。
それで、「わたしが住んでいる地域には、こんなのがあるよ~」という情報がありましたら、ぜひおみやのお問い合わせフォームから送ってください!
たくさんの情報をお待ちしています~。