谷中岡埜栄泉 浮草が買える場所はどこか・食べてみた口コミ

谷中岡埜栄泉 浮草とは

江戸時代、谷中には「谷中生姜」という特産品がありました。
お店がある場所の近辺は生姜畑だったそう。

浮草はそんな土地柄にちなんでできた生姜を使ったお菓子です。

コロンと可愛らしい見た目の裏にはとても手間がかかる工程。

生姜をすりおろし、汁と繊維を生地に入れます。
この形になるためには生姜の繊維も欠かせないそうです。

最後に職人さんがひとつずつ砂糖にくぐらせて表面をコーティング。

この作業のおかげで日持ちがするんですよ。

ご主人にもお話を伺いましたが、「新しいことはできないけれど、ずっとこの味を守ってきた」と嬉しそうにおっしゃっていました。

谷中岡埜栄泉 浮草を食べてみて

袋を開けるとしょうがの香りが漂います。
持ってみると、1個の重さは意外とずしっとしていますよ。

表面は砂糖でコーティングされているので硬めの食感。
中には甘めのつぶしあんが入っています。

このあんこと生姜のピリッときいた生地と合わさって口の中に残るのはとても心地の良いおいしさ。

どこかなつかしい気持ちになれる優しいお菓子です。