天任堂 包みゆべしが買える場所はどこか・食べてみた口コミ
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包みゆべしについて
包みゆべしは、岡山県高梁市中心部にある和菓子店の天任堂(てんにんどう)が製造・販売しています。
高梁中心部は、かつて備中松山藩の拠点だった備中松山城の城下町でした。
江戸時代初期に小堀遠州が備中松山城主となり、城下の拡大・整備とともに茶の湯文化が定着しました。
その後、1700年代に備中松山藩の6代目藩主・板倉勝職(いたくら かつつね)に、天任堂創業者により地元の名産だったユズを使った餅菓子が献上されます。
これが高梁のゆべしの始まりで、以降ゆべしは高梁の郷土菓子となりました。
天任堂は、江戸時代から現代までゆべしをつくり続ける老舗です。
いまでは、複数の店がゆべしを製造。
また、いろんな種類のゆべしがつくられるようになりました。
天任堂の結びゆべしは、数種類あるゆべしのひとつです。
使用されているユズは現在でも地元の契約農家より仕入れた、吉備高原産のものです。
もち米や砂糖、水飴、細切れのユズの皮をいっしょに煮詰め、できあがったものを乾燥させ表面に砂糖をまぶしすことで、ゆべしの生地が出来あがります。
その後ゆべしを薄い板状にし、切り分けて完成です。
1個ずつ個包装になっているので「包みゆべし」と呼ばれていますよ。
中のゆべしは、個体差があるが大きさは、横約4cm、縦約5.5cm、厚さ約1cmで、カード型。
ゆべしの生地は白っぽく薄い黄色で、ところどころに柚子の皮の小さな欠片が見えます。
表面には砂糖がまぶされています。なお、添加物は不使用とのことです。
包みゆべしを食べた感想
生地はとても柔らかく、触るとフニャっとしています。
かじると、生地はお餅のように伸びます。
モチモチとした弾力があり、表面の砂糖のザクザクとした食感も楽しいですね。
ゆずの爽やかな香りが口内に広がっていき、砂糖の甘さが少しずつ感じられ、ゆずの風味と一体となります。
甘さは淡泊で上品な味です。
なお、結びゆべしや切りゆべしも、ゆべしの生地自体はおなじもの。
包みゆべしの購入について
包みゆべしは、高梁市中心部にある天任堂の店舗で購入可能。
ほかにも総社市のショッピングセンターであるリブ21の土産菓子コーナーなど、商業施設でも販売しているところがあります。
また、天任堂のオンラインショップで取り寄せることも可能です。
入数・価格は以下を参照してください。
5個入 (袋入) | 360円 (税込) |
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11個入 | 864円 (税込) |
15個入 | 1,080円 (税込) |
21個入 | 1,620円 (税込) |
30個入 | 2,160円 (税込) |