タルトタタン 不来方(こずかた)バウムが買える場所はどこか・食べてみた口コミ
タルトタタン 不来方(こずかた)バウムとは
不来方(こずかた)バウムは、岩手県盛岡市の菓子店・タルトタタンと、創業200年を越える醤油の名店「八木澤商店」がコラボして生まれた商品。
岩手県産の原料のみを使用した八木澤商店自慢の「もろみ」を、洋菓子であるバウムクーヘンとあわせ、独特の香りと風味を出しています。
“不来方”とは、もともとの盛岡の地名のこと。
石川啄木の歌『不来方の お城の草に寝ころびて 空に吸はれし十五の心』に歌われているのも盛岡城です。
2011年の東日本大震災により、八木澤商店の蔵は津波で流されてしまいました。しかし翌月、奇跡的にたった4キロの「もろみ」が見つかります。
それから必死の努力で奇跡のもろみが培養され、発売休止していた不来方バウムも無事復活を遂げました。
タルトタタン 不来方(こずかた)バウムを食べてみて
パッケージ・個包装の模様は、醤油の蔵をイメージしているのでしょうか。シックな雰囲気で高級感がありますね。
バウムクーヘンは層にやや歪みがあり、それがかえって職人の手しごとを感じさせます。
鼻を近づけてみると、ほんのり醤油のような香りが。
生地はしっとり・ふわふわとやわらかく、口のなかでしゅわっとほどけていきます。
醤油味というわけではなく、あくまでもろみがふんわりと香り、まろやかなコクがありますね。
洋菓子なのに和風の雰囲気があって、なかなかほかのバウムクーヘンにはない味わいだと思います。
震災を越えてつながった、岩手ならではの奇跡の味。
不来方のお菓子をぜひ贈り物に、自宅用のおやつに試してみてはいかがでしょうか。
タルトタタン 不来方(こずかた)バウムの値段と買える場所
1箱1,296円(税込)で、盛岡駅をはじめとするタルトタタンの店舗(県内5店舗有)およびオンラインショップで購入できます。