澤田屋 飯坂ゆべしが買える場所はどこか・食べてみた口コミ
澤田屋 飯坂ゆべしとは
福島県福島市の北部にある、飯坂温泉街。
東北地方有数の古い温泉で、1689年に松尾芭蕉が奥の細道の途中で立ち寄った場所でもあります。
澤田屋は、飯坂温泉で昔ながらのお菓子を作り続けるお店です。
中でも、飯坂ゆべしは飯坂温泉を代表する銘菓のひとつ。
もち米にくるみと醤油を入れ、独自製法で蒸し上げた、四角形の”ゆべし”菓子です。
ゆべしとは
“ゆべし”は東北地方で古くから食べられてきたお菓子で、くるみ入りのものが一般的。
日持ちのよさや栄養価の高さから、昔は携帯食としても用いられました。
澤田屋 飯坂ゆべしを開封してみて
パッケージや個包装には、松尾芭蕉の「奥の細道」にちなんだイラストや、芭蕉の句が使われています。
実際に飯坂温泉で詠まれた歌がこちら。
「笈(おい)も太刀も五月に飾(のぼ)れ紙のぼり」
これは「義経やその家来たちが使った笈や太刀も、端午の節句として帋幟と一緒に飾ればふさわしいだろう」という意味。
笈(おい)は仏具や衣服をおさめる箱のこと、紙のぼりは端午の節句に飾る紙でできたのぼりのことです。
その昔、源義経が敵に追われるなか、家来であった佐藤継信・忠信の兄弟が相次いで義経の身代わりとなり、命を落としました。
嘆き悲しむ母親をなぐさめようと、継信・忠信の嫁がそれぞれの夫の甲冑(かっちゅう)を身にまとい、凱旋(がいせん)するさまを演じたというエピソードに、芭蕉は思わず涙したそう。
弁慶の笈や義経の資料は、飯坂町・医王寺に保管されています。
澤田屋 飯坂ゆべしを食べてみた感想
お菓子は4cm〜4.5cmほどの正方形。
表面には白い粉がまぶされています。
むっちりと弾力のある食感で、噛むほどにじんわりと甘さが広がりました。
甘みだけではなく醤油の塩気もあり、甘じょっぱい味わい。
これこそが東北のゆべしならではの味、という感じがします。
また、たっぷりと入ったくるみのコリコリ食感や、ほのかな苦味がアクセント。
噛みごたえがあって満足感も十分です。
1個あたりが小さめで、個包装になっているため、手土産としても使いやすいですね。
澤田屋 飯坂ゆべしの値段
飯坂ゆべしは、バラで1個から購入できます。7個入りや10個入りの詰め合わせもありますよ。
値段は以下の通りです。
- 単品:95円
- 7個入り:700円
- 10個入り:1,050円
澤田屋 飯坂ゆべしが買える場所や通販について
澤田屋 湯町支店
- 【住所】福島県福島市飯坂町字湯町17-2
- 【営業時間】8:30〜18:00
- 【定休日】水曜日
澤田屋は、飯坂温泉街に2店舗を構えています。
和菓子を中心に取り扱う湯町支店と、洋菓子中心の「パティスリーサワダ」がありますよ。
電車の場合、JR福島駅から福島交通飯坂線に乗り換えて25分ほど。
車の場合は福島飯坂ICから15分ほどです。
通販について
通販の場合、電話・FAXで注文を受け付けています。
澤田屋のホームページはありませんが、同封のしおりに番号が記載されていました。
- 【TEL】024-542-2427
- 【FAX】024-542-3105
支払い方法は代金着払いのみとなります。