佐藤玉雲堂 柚べし(詰め合わせ)が買える場所はどこか・食べてみた口コミ




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柚べし(詰め合わせ)について
岡山県小田郡矢掛町矢掛にある和菓子店の佐藤玉雲堂が製造・販売しています。
矢掛は西国街道(近世山陽道)随一の宿場として栄えました。
その矢掛の銘菓として江戸時代より人気だったのが柚べしです。
佐藤玉雲堂は、江戸時代の1830年(天保元年)に創業した老舗で柚べしの製造元。
矢掛ではいろんな形状の柚べしがありますが、この柚べしの詰め合わせはそのうちの「吉備の雪」と「小夜千鳥」の2種が入ったものです。
吉備の雪は横が約4cm、縦約2.5cm、高さ約1.5cm。
結び柚べしと呼ばれる、細長い紐状の柚べしを結んだタイプの柚べしです。
ほどくとまるでうどんのよう。
生地は白色で餅取り粉がまぶされ、名前の通り雪のように白いです。
生地の中にはゆずの皮の破片が混ぜられており、小さな黄色い斑点にみえます。
小夜千鳥は横が約4cm、縦約2.5cm、高さ約1.5cmのラグビーボール状。
表面や生地は濃い焦茶色で、白い砂糖がまぶされてあります。
蜜煮にした柚子の表皮を細かく刻み、砂糖を加え7時間程加熱し練り上げたものに水あめを加えて再び練り、細かく刻んで一口大の形に整えたものです。
裏千家家元賞を受賞したこともありますよ。
柚べし(詰め合わせ)を食べた感想
吉備の雪はさわるととても柔らかく、形が崩れてしまうほど。
食感はとてもモチモチしていて、求肥のような感触で口に入れると同時にやさしい上品な甘さが広がります。
かんでいると徐々にゆずの爽やかな風味が口内に広がり、皮の破片をかむとより強いゆずの風味を感じますよ。
小夜千鳥はねっとりとした少し粘りがあり、固めの干し柿に近い食感です。
甘さと同時に、柚子の独特の香りと柚子の皮のほろ苦さが強く口の中に広がっていきます。
柚子の風味は吉備の雪よりも、小夜千鳥の方が強く感じることができますね。
逆に柚子が苦手な方は吉備の雪がおすすめです。
柚べし(詰め合わせ)の購入について
矢掛町矢掛の矢掛商店街にある佐藤玉雲堂の店舗で購入可能。
そのほか、天満屋福山店の土産菓子コーナーでも販売されています。
柚べし(詰め合わせ)は、「吉備の雪」「小夜千鳥」の2種類5個ずつ入って1箱648円(税込)です。