くらや 松乃露が買える場所はどこか・食べてみた口コミ
松乃露について
松乃露(まつのつゆ)は、岡山県北部の中心都市・津山市にある和菓子店のくらやが製造・販売しています。
くらやは「いちま」や「津山ロール」などの商品もある創業140年超の人気老舗店です。
その看板商品が松乃露になります。
松乃露の歴史
津山市中心部は、江戸時代に美作津山藩が拠点とした津山城の城下町でした。
津山藩の拠点だった津山城の城下町である津山は、古くから知られる菓子処。
城下に住む和菓子職人がつくった松乃露は、町人の間で話題となり、初代津山藩主の森忠政のお気に入りの菓子となって、津山藩の御用菓子となりました。
松乃露という名は、津山城の松の緑に映える朝露を彷彿とさせる見た目から命名されたものです。
しかし、時代が移ると製造する菓子職人がいなくなり、松乃露の歴史は途絶えます。
時は流れて1926年(大正15年)、くらやの3代目店主が伝承を元にして松乃露を再現し販売を開始しました。
すると人気商品となり、津山銘菓として市民の間に定着したのです。
昭和天皇が津山に行幸されたときにお買い上げになったり、1958年(昭和33年)の全国菓子大品評会で金賞を受賞するなど、高い評価を得ていますよ。
松乃露の特徴
松乃露は一口大の大きさで、個別容器の中に密閉された状態で入っています。
個別容器の大きさは、直径約7.3cm、高さ約3.5cmで、形状は樹脂製のお椀状です。
それを付属の樹脂製の楊枝で食べます。
松乃露の生地は薄い緑色。
まさに松の葉のような色ですね。
これは求肥に柚子を混ぜ込んだものです。
その表面に薄黄色の和三盆糖がたっぷりとまぶされていますよ。
松乃露を食べた感想
松乃露のひとつを口に入れると、モチッとした弾力のある食感と、表面の和三盆糖のシャリシャリとした食感がしました。
そして、生地からは柚子のほのかな風味と上品な甘さが広がっていきます。
同時に和三盆糖の上品で淡泊な甘さを感じますよ。
サッパリとした甘さと、食べやすい一口大の大きさなので、すぐ次の一個を口の中に入れてしまいました。
それほどクセになるお菓子です。
津山のお殿様も同じようにやみつきになったのかもしれませんね。
松乃露の購入について
松乃露は津山市内にあるくらやの店舗やくらやの公式オンラインショップで購入できます。
そのほか、津山城のある鶴山(かくざん)公園のすぐ南にある津山観光センターでも取り扱いがありますよ。
松乃露の入数と価格
2個入 | 550円 (税込) |
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3個入 | 724円 (税込) |
6個入 | 1,393円 (税込) |