萬榮堂 元祖鶴子まんじゅうが買える場所はどこか・食べてみた口コミ
萬榮堂 元祖鶴子まんじゅうとは
青森県八戸の銘菓として、数店舗で作られている「鶴子(つるこ)まんじゅう」。
黒砂糖入りの小麦粉の生地でこしあんを包んで焼き、真っ白な米粉をまぶした、楕円形のお菓子です。
このお菓子を作って世に広めたのが、大正10年創業の老舗・萬榮堂(まんえいどう)。
あるとき、萬榮堂のすぐ裏手にある櫛引八幡宮に「銘菓を授けてください」と祈願したところ、夢に鶴があらわれたことに縁を感じ、初代が命名したのだそう。
また、商品名が決まる前に、近くの学校で先生をしていた藤田ツルさんが好んで買っていたことも、その由来となりました。
1921年に販売を開始して以来、約100年ものあいだ、八戸市民や県外の人にも人気の元祖鶴子まんじゅう。
萬榮堂のこだわりは、地元産の小麦粉を使用することと、創業時から変わらない手作業で行うこと。とくに最後に米粉をまぶす工程は、微妙な加減が必要な職人技です。
県内初の全国和菓子協会伝統菓子認定品であり、第23回全国菓子大博覧会で内閣総理大臣賞を受賞した経歴も。
八戸駅直結の「ユートリー」のおみやげコーナーでも不動の売れ筋1位という、名実ともに八戸を代表するお菓子ですよ。
萬榮堂 元祖鶴子まんじゅうを食べてみて
ふっくらとした楕円形で、パックの中に並ぶさまはコロッケを思い出させます。
近くでみるときらきらと輝く、その繊細な白色は、まさに”雪国のお菓子”にふさわしい美しさ。
ただし、粉が非常にこぼれやすいので、覚悟して食べたほうがいいでしょう。
鶴子まんじゅうの知識がまだないときは、まわりにまぶされているのは砂糖で、きっとすごく甘いのだろうと思いこんでいました。
そう思ってがぶりといくと、まったく甘味がなく、ふんわりとお米の香りがすることにおどろきます。
表面の食感はざらざらとして、落雁に近いですね。
中の生地は、黒糖入りでコクがたっぷり。蒸したのではなく焼いてあるため、ややねっちり、しっかりめの歯ごたえです。
中心部のこしあんは量・水分とも少なめ。全体的には甘さ控えめで、見た目に反してあっさりとした味わいでした。
常温で2週間日持ちがするため、八戸みやげにぴったりのお菓子です。
萬榮堂 元祖鶴子まんじゅうの値段と買える場所
- 単品:100円
- 6個入り:540円
萬榮堂の店舗や八戸ユートリーで購入できます。