熊谷なると餅店 なると餅・えびす餅が買える場所はどこか・食べてみた口コミ
熊谷なると餅店 なると餅・えびす餅とは
秋田県仙北市角館で、古くからお祝い事や行事で食べられていた「なると餅」。
こしあんを、かわいらしい花びらの形のもち米で包んだお菓子です。
当時は粟(あわ)を使った粟餅だったため、「粟(あわ)」と「阿波(あわ)のなると」をかけて「なると餅」と呼ばれるようになりました。
その後米の生産量が上がっていく中で、材料はしだいに粟からもち米(道明寺粉)へと変化。
現在のなると餅の表面が黄色いのは、かつて粟を使っていたことの名残なのだそう。
熊谷なると餅店では、なると餅とえびす餅がセットで売られています。
えびす餅は黒糖入りのもち米に、なると餅同様こしあんを包んだものです。
賞味期限は当日中となっており、固くなった場合は少し温めることで柔らかさが復活しますよ。
なお、パッケージに原材料の記載はありませんでした。
熊谷なると餅店 なると餅・えびす餅を食べてみて
カットされた笹の葉の上に、なると餅とえびす餅がそれぞれ3個ずつ乗っています。
食べた感想を以下にまとめました。
なると餅
直径は7cmほど。詰めかたのせいか、ややつぶれ気味の形です。
もちもちとした食感もありつつ、道明寺粉の細かいつぶつぶが舌に感じられます。
中のこしあんは水気が多くしっとりめ。甘さは控えめでした。
餅生地には甘みがないため、こしあんの味がはっきりとわかりますね。
えびす餅
一番長い部分で9cmほどあります。
表面は手でにぎったような、ぼこぼことした模様入り。
こちらの生地はよりもっちり感が強く、舌触りもなめらかです。
中のこしあん・生地ともに黒糖のコクが感じられ、なると餅と比べると甘めでした。
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角館でなると餅を売っているお店はいくつかありますが、えびす餅は熊谷なると餅店だけ。2つの味がセットで楽しめるというのはうれしいですね。
角館へ訪れた際には、ぜひできたてを味わってみてください。