南嶋製菓 こんぺんが買える場所はどこか・食べてみた口コミ

南嶋製菓 こんぺんについて

沖縄のお菓子と言えば、ちんすこうやサーターアンダギーが有名です。

では、「こんぺん」というお菓子はご存知でしょうか。

こんぺんは、琉球王国の時代から続く、歴史深いお菓子。

古来は高級菓子として扱われ、祝祭のお供え物としても用いられていたそうです。

ボーロのような食感がする少し硬めの生地に、ごまがたっぷり入った餡。

餡に使用された黒糖もコク深く、沖縄らしい独特の味わいが楽しめます。

創業1935年の南島製菓も、このこんぺんを販売している菓子店の一つ。

南島製菓のこんぺんは伝統にのっとり、昔から変わらない製法で作られているそうです。

素朴で懐かしい味わいが、ファンも多い一品。

沖縄ではさまざまな菓子店からこんぺんが販売されていますが、

昔ながらの風味を楽しみたい方は、南島製菓のこんぺんがおすすめです。

南嶋製菓 こんぺんを食べた感想

生地を割ると、ごま油にも近い香ばしい香りがしてきました。

断面の黒い餡には、ごまがたっぷり。

未知の味にわくわくしながら食べてみると、そのとたん、香ばしい香りが口いっぱいに広がりました。

つぶつぶと食感も楽しく、口の中でごまが弾けます。

黒糖によって味の奥行きが増し、ビターでまろやか。

味は中国料理のごま団子に近いですが、今までに食べたことのない味わいです。

生地はほんのり甘く、パンとクッキーの間くらいの食感。

「しっとり」「とろり」がもてはやされる中、この飾り気ない噛みごこちは新鮮です。

懐かしいのに新しい、次世代にも受け継がれていくことを願いたくなるお菓子です。