きつねめんが買える場所はどこか・食べてみた口コミ
[もくじ]タップですぐ見れます
きつねめんとは
明治20年、山形県鶴岡市で山形初のパン屋として創業した木村屋。
鶴岡はかつて庄内藩の城下町として栄え、「おひな菓子」など独自の文化が多く残るまちです。
そんな木村屋のお菓子のなかでも、古くから伝統菓子として愛されているきつねめん。
その名のとおり、きつねを形どったお面模様が連なる、ちょっと変わったお菓子です。
時は天保時代。庄内藩は、幕府から越後長岡に国替えせよとの命令を受けます。
それに対して農民たちが反対運動を起こし(天保義民事件)、みごと幕府を覆す結果となりました。
藩主が「お居なり」になったことから稲荷とかけ、城下の菓子店がきつねの面のお菓子を作って献上したことが、このお菓子の始まりだそう。
現在でも伝統菓子として、「鶴岡珍菓きつね面保存会」の各菓子店で販売されています。
きつねめんを食べてみて
面長のきつねたちの顔が入れ違いに並ぶ、ユニークな模様。
表面はかたく、カリッとした食感です。
口のなかにいれると、砂糖がすーっと溶けて一瞬でなくなってしまいます。
味は秋田県の有名なお菓子、諸越(もろこし)に似ていますね。
コクのある黒糖の味わいと溶けるような口どけは、あたたかいお茶と一緒に食べるとよさそうです。
黒砂糖・砂糖・小豆粉のみでつくられた、素朴な打ち菓子。
もともと慶事ごとをきっかけにつくられたお菓子なので、おめでたい席にもぴったりですね。
きつねめんは8枚入りが734円、12枚入りが994円(税込)。
個包装になっていて日持ちもきくため、幅広い用途に使えそうです。
きつねめんが買える場所
- 木村屋店舗(山形県内に17店舗有)
- 仙台三越
- 仙台藤崎
- おいしい山形プラザ
- 新宿タカシマヤ
- 横浜タカシマヤ
- 木村屋オンラインショップ