君ころもが買える場所はどこか・食べてみた口コミ
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君ころもとは?
大正13年創業の栄太楼が手がける、越前和紙をイメージしたお菓子です。
パッケージには「福井・越前・和紙菓 君ころも」とあるように、お菓子は手触りのいい和紙で包まれています。
「越前和紙」は福井の伝統工芸品。1500年というとても長い歴史があるんです。
「君ころも」は寒天と和三盆を煮詰めたものに、純良な卵を使って作られたメレンゲを加えて作られています。
カリッとした歯触りと、口の中で溶ける食感が越前和紙の繊細さを表現しているんですよ。
さらに越前特産の「もみわかめ」が入っているので、ほんのりと漂うわかめの香りも特徴。
上品な和紙でできたパッケージは高級感たっぷり。
さらに、干菓子ということで日保ちが30日と長めなのも嬉しいですね。
越前和紙の由来
越前和紙の発祥には伝説が伝えられています。
パッケージには「越前和紙の由来」として詳しく書かれていますが、ここでは簡単に紹介したいと思います。
後に継体天皇になる男大迹王(おおとのおおう)が越前の国に住んでおられた時、岡太川の川上の宮ヶ谷というところに美しい女神が現れました。
その女神はこう言ったんだそうです。
「この村里は谷間であり、田畑が少なく、生計をたてるにはむずかしいであろうが、清らかな谷水に恵まれているので、神を漉けばよいであろう」
女神は自ら紙漉きの技を教え、里人はとても喜びました。
里人が彼女の名前を尋ねると、「岡太川の川上に住む者である」とだけ答えて消えてしまったのです。
それから里人はこの女神を川上御前(かわかみごぜん)とあがめ、岡太神社にお祀りしました。
その岡太神社は全国で唯一の紙祖神として川上御前を祀った神社として、今日まで紙漉きの業を伝えています。
君ころもを食べた感想
手に持つとその軽さに驚きました。
とても軽くて、今にも壊れそうな繊細な感じです。
薄く焼いた素焼きの陶器を持つような感じでしょうか。
白いお菓子の中には黒い粒々が見えます。
これが「もみわかめ」なんですね。
香りをかいでみると、ほんのりと磯の香りが。
君ころもを口に運ぶと、最初はサクッとしたとても軽い口当たりです。
そして、口の中ではすぐに溶けていくように崩れ去っていきました。
ほんのりとした甘さと食感は本当に上品で美味しかったです。
君ころもが買える場所
君ころもは、栄太楼、オンラインショップ、などで購入することができます。
店舗名 | 御菓子司 栄太楼 |
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住所 | 福井県福井市二の宮4丁目4-5 |