かん袋 くるみ餅が買える場所はどこか・食べてみた口コミ
かん袋 くるみ餅とは?
鎌倉時代末期、元徳元年(1329年)創業のかん袋(当時は和泉屋という商号)が手がける、甘い緑の餡で餅をくるんだお菓子です。
くるみ餅と聞くと、つい胡桃を想像してしまいますが違うんです。「くるみ餅」は餅を「くるむ」ことからこのように名づけられました。
くるみ餅ができたのは1420年頃。ちょうど室町時代ですね。
当時、堺は明との勘合貿易で栄えていました。
そこで明から入ってきた農作物を利用して塩味で挽き合わし、餅でくるんだ茶菓子を作ったんです。これがくるみ餅の始まり。
後にルソン(フィリピン)から砂糖が輸入されるようになると、甘味が加えられるようになりました。これが今のくるみ餅の形です。
現在のかん袋は大勢の人たちが訪れる有名店。
休日ともなると、大勢のお客さんが店の外まで列を作るほど。平日の開店直後に行くと、人も少なくゆっくりとくるみ餅を食べられるのでおすすめです。
とてもおいしくて有名なお菓子なので、お土産に買って帰りたい欲求にかられるのですが日持ちがとても短いのが難点。
消費期限は買ったその日だけなので、渡せる人も限られてきます。もちろん通販もしていないので店に行って買うしかありません。
お土産として持って行くのはかなり難しいですが、機会があれば是非!簡易なシール容器入りから、立派な壺入りまで様々なラインアップが揃っています。
かん袋 くるみ餅のラインアップ
お土産にピッタリな容器入りのくるみ餅。
ラインアップは次の通りです。
【シール容器入り】
- 2人前入り:920円
- 4人前入り:1,740円
- 6人前入り:2,570円
- 8人前入り:3,400円
- 10人前入り:4,200円
【麦山入り】
- 4人前入り:3,000円
【小鉢入り】
- 2人前入り:1,150円
【壺入り】
- 3人前入り:1,850円
- 5人前入り:2,800円
- 8人前入り:4,000円
かん袋 くるみ餅を食べた感想
緑色をした餡の中に白玉団子サイズの餅が入ったシンプルなお菓子なのですが、すごく満足感が得られました。
その理由の一つは餡の甘さです。
くるみ餅に使われている緑の餡。
原材料がパッケージに記載されていないので詳細はわかりませんが、たぶん枝豆で作られた餡だと思います。
この餡がとても甘いんです。ねっとりしていて濃厚。餡を食べるだけでもかなりの満足感を得られます。
それに加えて餅も食べ応え十分。
3つくらい食べただけですが、お腹がいっぱいになってしまいました。
緑の餡はかなり濃厚で甘味が強いのですが、決して嫌な甘さというわけではありません。
強い甘さに、豆の味がしっかりとしたおいしい餡なんですよ。良い素材を使ってるんだろうなって想像してしまいます。
ただ、量を食べるとなるとちょっとキツイですね。くるみ餅はおいしくて大好きなのですが、わたしにとっては少し甘すぎます。
もう少し甘さ控えめなくるみ餅が食べたいなら、かん袋のお店で食べることのできる「氷くるみ餅(1人前360円)」がおすすめ。
氷くるみ餅とは、くるみ餅の上にたっぷりのかき氷がのったものなんです。氷とくるみ餅を一緒に食べると、ちょうどいい甘さになってとてもおいしくいただけますよ。
お店に行くことがあれば、氷くるみ餅もおすすめです。
かん袋 くるみ餅が買える場所
かん袋 くるみ餅は、大阪府堺市にある「かん袋」の店舗で購入することができます。