加茂みたらし団子が買える場所はどこか・食べてみた口コミ
[もくじ]タップですぐ見れます
加茂みたらし団子とは?
京都・下鴨神社のすぐ近くにある「加茂みたらし茶屋」が手がけるみたらし団子です。
日本には数多くのみたらし団子がありますが、このみたらし団子が元祖といわれています。京都では有名なお店なんですよ。
「みたらし」とは漢字では「御手洗」と書きます。
下鴨神社の境内には井上社(別名:御手洗社)があり、その前にある池(御手洗池)の底から沸き上がる水泡を形どったものがみたらし団子の起源といわれているんです。
現在も御手洗池では様々な祭事が執り行われています。
中でも有名なのは京都の三大祭の一つ「葵祭」に先だつ「斎王代の御禊の儀」。斎王代がこの池で身を祓い清めます。
「加茂みたらし団子」は一般的なみたらし団子と比べると少し変わった形のお団子。
串には5つのお団子がささっているのですが、均等にささっているわけではないのです。
1つは串先に、そして残り4つは串の後ろにまとめてささっています。
この独特の形にはちゃんとした意味があるんです。実はこのお団子は「五体」を表しているんですよ。つまり人の形をしたお団子。
串先のお団子は頭を、残り4つは両手両足です。
なぜ、お団子で人の形を表しているのでしょうか?
1年の半分が終わる6月末に行われる夏越しの行事では、人形紙という人の形をした紙に半年間の穢れを移して祈祷してもらうという習慣があります。
この人形紙と同じ役割を果たしていたのが、このみたらし団子だったんです。
昔の人はお団子を神前に供えて祈祷を受けた後、家に持ち帰りいただいていたんだそう。
ただならぬ歴史を感じるお団子ですね。
下鴨神社のすぐ近くに店を構える「加茂みたらし茶屋」では、熱々のみたらし団子をいただくこともできます。
持ち帰り用のみたらし団子は、食べる時にはどうしても冷えてしまうので湯煎して食べるのがおすすめとのこと。
持ち帰り用みたらし団子は以下の3つから選べます。
- 5本入り:600円
- 10本入り:1,200円
- 15本入り:1,800円
日持ちは当日中と非常に短いですが、ご家族などへのお土産にいかがでしょうか。
加茂みたらし団子を食べた感想
持ち帰った「加茂みたらし団子」をおいしく食べるには1つポイントがあるんです。
それは湯煎すること。
「加茂みたらし団子」は温かい状態で食べるとぐっとおいしくなるんですよ。
鍋に湯を沸かし、みたらし団子を袋ごとお湯の中へ。鍋の火は消さずに弱火にしておきます。こうすることでお湯が冷めるのを防げます。
5分くらい熱めのお湯で湯煎してからお団子をお皿へ。
袋の中にはたっぷりのみたらし餡が残っているので、お皿にのせたお団子にたっぷりとかけます。
とろっとしたみたらし餡がお団子に絡んでつやつやと光り輝きます。とってもおいしそう!
「加茂みたらし団子」は串に5つの小さなお団子がささっています。
1つは串の先の方に離れて刺してあり、残り4つは串の根元の方一般的なみたらし団子とは違った個性的な外観ですね。
お団子は小ぶりなので一口でぱくっと口の中へ。弾力のあるお団子は素朴な味わいです。
ところどころに焼いた時についた焦げがあるのですが、焦げの香ばしさが味に深みを与えています。
とろっとしたみたらし餡をたっぷりとお団子に絡めて食べるのがおすすめです。
実は持ち帰りの「加茂みたらし団子」を食べる前、下鴨神社前にあるお店「加茂みたらし茶屋」でも焼きたてのみたらし団子をいただいてきました。
お店でいただく「加茂みたらし団子」は、持ち帰りのものと比べると格別のおいしさ。
機会があれば「加茂みたらし茶屋」で焼きたてのみたらし団子も楽しんでみてくださいね。
加茂みたらし団子が買える場所
加茂みたらし団子は、下鴨神社すぐ近くにある「加茂みたらし茶屋」で購入できます。
また5本入りの持ち帰り用みたらし団子はジェイアール京都伊勢丹でも購入可能です。