つちや 柿羊羹が買える場所はどこか・食べてみた口コミ
つちや 柿羊羹(ようかん)とは
つちやの柿羊羹は、宝暦五年(1755年)に大垣城下町に創業した老舗「御菓子つちや」の代表銘菓。
天保九年(1838年)に四代目右助という人物が岐阜県特産の「堂上蜂屋柿」の濃密な甘味に注目し、柿を利用して羊羹を作ることに成功したそうです。
以来、180年近くもずっと岐阜の柿を利用して作り続けられているのがこの柿羊羹。
縦に割った竹を羊羹の容器として使い始めたのは、五代目祐斎の代の明治二十九年(1896年)からとのこと。
毎年11月頃に収穫した柿を、ひとつひとつ皮をむいて天日干しにし、10日ほど経って白い粉がふいたら種を抜いてすりつぶし、ジャム状にして砂糖と寒天を混ぜ合あわせ、竹の器に流し込むという製法は、当時からずっと変わっていません。
琥珀いろに流るる秋をせきとめて
柿やうかんはふるさとの味五島美代子(歌人)
(商品同梱のリーフレットより引用)
日本のふるさとを連想させるつちやの柿羊羹は、岐阜県のおみやげとして昔から人気のあるお菓子。
竹の容器は雅な趣があり、年配の方へのおみやげや贈答品にも喜ばれそうです。
上写真の竹容器入り155gのほか、竹容器入り220g、竹容器入り330g、また竹容器に入ったものを化粧箱に入れた商品もあります。渡す相手の人数に合わせてサイズを選べるのが嬉しいですね。
つちや 柿羊羹(ようかん)を実際に食べた感想
つちやの柿羊羹は、竹容器についている竹のヘラを使って切り分けていただきます。
柿羊羹一切れを光にかざすと、琥珀色の羊羹の中に透けて見えるのは細かい粒々の柿の果肉。
生の柿ではなく、干し柿を使っているせいで、舌にさわる繊維はありません。
ねっとりとした柿の甘みが感じられる柿羊羹は、寒天でしっかり固めてあるせいでしょうか、普通の羊羹よりも固めの歯ざわり。
羊羹というよりも「フルーツピュレの寒天寄せ」といってもよいかもしれませんね。
目をつぶって咀嚼すると、極上の干し柿を味わっているような錯覚を覚えるほど、柿の甘さと旨みが強いので、干し柿好きな方なら気に入るのではないでしょうか。
しっかりした甘みなのにしつこさはなく、食べたあとの余韻もすっきりとしています。
つちや 柿羊羹(ようかん)を買える場所
つちや 柿羊羹は、JR岐阜駅、JR名古屋駅のほか、岐阜県大垣市にあるつちや本店、三城店、岐阜市にある美術館前店、長森店の直営店舗で買うことができます。アピタ岐阜店にも店舗が入っていますよ。
また、つちや公式オンラインショップでも購入可能です。