いけだ屋 草加せんべい(4種詰め合わせ)が買える場所はどこか・食べてみた口コミ
いけだ屋 草加せんべいとは
熊谷の五家宝、川越の芋菓子とならび、埼玉三大銘菓に数えられる草加市の「草加せんべい」。
江戸時代、日光街道の草加宿で売り出されたのが発祥といわれています。
100%うるち米を原料として作られ、パリッと堅めの食感が特徴ですよ。
市内で草加せんべいを扱うお店は数十軒にものぼり、それぞれ個性のある味わいが楽しめます。
今回紹介するのは、江戸末期、慶応元年(1865年)創業の老舗「いけだ屋」。
もとは街道沿いでおだんご屋さんを営んでおり、同じお米を使うおせんべいを作り始めたんだそう。
箱の中の冊子には、草加せんべいの由来がこう書かれていました。
日光街道沿いに茶店を出しだんごを商っていた ”おせん”というお婆さんがいました。
その茶店のだんごはたいそう美味しく 人々に親しまれていました。
ある日通りがかりの武士に「だんごを乾かし、延ばして焼き餅にしてはどうか」といわれ
作ってみたところ大変な人気になり、それが草加の名物になったと言われております。
草加せんべいの由来については諸説ありますが、「おせん」のお話はなんだかほっこりしますね。
いけだ屋 草加せんべい(4種詰め合わせ)を食べてみた感想
いけだ屋には定番の醤油せんべいのほかに、いろいろな種類のおせんべいがあります。
その中から「本造り草加せんべい・磯巻き・胡麻・ あおさ」の4種が4枚ずつ入った、詰め合わせ(1,080円)を購入しました。
4つの味の特徴をそれぞれ紹介しますね。
本造り草加せんべい
程よい厚みとパリッとした歯ごたえ、後をひく絶妙な醤油味。
お米の芳ばしさや甘さが感じられる、定番のおせんべいです。
胡麻
醤油せんべいにたっぷりの黒ごまが入って、噛むほどに香りとコクが広がります。
1枚で満足感が高いですよ。
あおさ
生地にあおさが練りこまれており、ふわりと磯の香りが。
あおさの風味が主張しすぎないのがいいですね。
食感は他よりやや軽めに感じました。
磯巻き
醤油せんべいの片面に、おせんべいの形にそって海苔が貼り付けられています。
こんなに丁寧に付けられているのは珍しい。
最後まで海苔がはがれることなくいただけましたよ。
海苔の風味と醤油の味わいがベストマッチ。
4つの中で一番堅く、バリッと噛みごたえがありました。
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私は埼玉に住んでもう長いのですが、実は「草加せんべい」というものをちゃんと食べたことがありませんでした。
あらためて味わってみるとやっぱりおいしいなぁとしみじみ思いましたよ。
4種入りは、どれもベースが醤油味のおせんべいなのに、それぞれ違った顔を見せてくれて、おせんべいの奥深さを感じました。
しっかりとした箱に入っているので、お使い物にもおすすめですよ。
いけだ屋 草加せんべいを購入できる場所
- いけだ屋の店舗(住所:埼玉県草加市吉町4-1-40)
- いけだ屋オンラインショップ
- 両国国技館の売店・引換所(「相撲せんべい」をお土産として卸しているそうです)
- 埼玉県物産観光館「そぴあ」(大宮ソニックシティ2階)
今回は大宮の「そぴあ」で購入しました。
4種詰め合わせよりひとまわり大きな詰め合わせ箱や、1種類袋入りのものも販売されていましたよ。