月山満月が買える場所はどこか・食べてみた口コミ

月山満月とは

月山満月(がっさんまんげつ)は、庄内麩を使った和風のクッキー。
山形県鶴岡市にある1666年創業の老舗、清川屋が販売しています。

明治維新のあと、月山のふもとで開墾にうちこんだ藩士たちが見たであろう月をイメージし、「月山」と「満月」というふたつの月から名付けられました。

庄内麩は、かつて北前船での交易がさかんだった頃、船に積みやすくするために板状に作られたもの。
保存性が高く使い勝手がいいため、現在も広く愛されている庄内の特産品のひとつです。

小麦粉の量をできるかぎり抑え、麸の香ばしさを活かしたホロホロとした食感が持ち味。
とてももろいため、ひとつひとつ型に入れて成形する必要があり、手間ひまかけてつくられています。

月山満月は、9枚入りで1,080円(税込)。
庄内空港をはじめとした清川屋の店舗(山形県内9店舗・宮城県1店舗有)およびオンラインショップで購入できます。

月山満月を食べてみて

半透明のケース、和紙風の個包装、白黒で統一されたパッケージなど、全体に高級感が漂います。
題字は第18代酒井家当主の酒井忠久氏が手がけており、細部までこだわりが感じられますね。

満月のようにぷっくりとふくらんだ、焼き色濃いめのクッキー。
今までに食べたどんなクッキーよりももろくこぼれやすい、独特の食感におどろきます。
柔らかいというより、とにかく歯を入れた瞬間に”こぼれていく”イメージです。

噛んでいると、さくさく感の中にぷちぷちとした歯ごたえも感じられます。
表面にのせられた庄内麸のパリパリ感がいいアクセントに。

あくまで麸の風味を活かしてあるので、甘さは控えめです。
カフェオレやミルクティーなど、コクのある飲み物と合わせるといいかもしれません。

地元の特産品・庄内麸を活かしたおみやげとしておすすめです。