雅風堂 福わらが買える場所はどこか・食べてみた口コミ
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福わらとは?
加賀百万石としてあまりにも有名な金沢。
この町は京都や松江とならんで和菓子どころとして全国に知られています。
金沢には古くから茶の湯の文化があり、江戸時代の歴代藩主達も茶の湯に大きな関心をもっていました。
そういう歴史から金沢には多くの和菓子店があり、様々な和菓子が作られています。
「福わら」を手がける雅風堂もそんな和菓子屋のひとつです。
「和菓子の粋をご賞味いただくお店」がコンセプト。
「福わら」とはどんなお菓子なのでしょうか?
パッケージの裏を見るとこのような句を発見しました。
福わらや 塵さへけさの うつくしさ
千代女
福わらとは正月に門口や庭に敷く新しいわらのこと。
年賀のお客さまをお迎えするために用いられています。
新春を迎え、元日の日が差し込む。
わらに混じったの塵さえ美しく感じる。
この句も、新春のめでたさを詠んだものなんです。
お正月のあめでたい気持ちを感じながらいただきたい。
そんなお菓子です。
- 9個入り:756円
福わらを食べた感想
やや赤みがかった卵色をした四角い箱。
箱の左右が薄く切り取られ、中から鮮やかな朱色が顔を覗かせるようなデザインが目をひきます。
うっすらと浮かび上がる兼六園の徽軫灯籠(ことじとうろう)。兼六園の象徴ともいうべき灯籠で、「名前は知らないけど見たことがある」という人もいるのでは?
箱を開けると中には個別に包装された「福わら」が。
慎重に包み紙を開けると、中から現れたのはきな粉がたっぷりとかかったお餅です。
やや濃い色をしたきな粉。
とても香ばしい香りが食欲をそそりますよ。
きな粉がこぼれ落ちないように慎重に口に運び、一口。
柔らかなお餅はとても薄くて、その中にはたっぷりのこし餡が入っています。
もっちりとしたお餅、そしてねっとりとしたこし餡。
食べた瞬間に、強い甘味が口の中に広がるほど甘いお餅です。
苦めのお茶と一緒にいただきたいですね。