エシレ オムレット・ブールが買える場所はどこか・食べてみた口コミ
[もくじ]タップですぐ見れます
エシレ オムレット・ブールについて
フランス中西部にあるポワトゥー・シャラント地方の小さな村で、1894年に誕生したフランス産発酵バター「エシレ」。
バターに加工される原料は、なんと工房から半径30km以内の酪農家で絞られた、24時間以内のフレッシュな牛乳だけというこだわりよう。
現代ではステンレスチャーン(撹拌機)が主流な中、今でも昔ながらの木製チャーン製造をかたくなに守り続け、代々伝わる乳酸菌を使うなどの伝統的な製法により、1979年にはA.O.C.(現在は規定変更でA.O.P.)を取得しました。
A.O.P.とは
“Appellation d’Origine Protégée”(アペラシオン・ドリジーヌ・プロテジェ)(原産地名称保護) EUがその土地の伝統的な農産品の保護を目的として、製造地域や原料、製造工程などの規定を満たした商品にのみ付与される認証です。 A.O.P.認定商品にはワインやチーズ、バターなどの農産加工品、および畜産加工品などがあります。
その品質の高さと美味しさが、世界各国のロイヤルファミリーや三ツ星シェフ、一流パティシエに愛され続ける所以ではないでしょうか。
そんなエシレバターをふんだんに使った焼菓子などを販売する専門店は、日本では東京と大阪の2店舗のみ(2017年8月時点)。
どちらのお店もコンセプトが異なり、その店舗でのみ購入できる限定商品がいくつかあります。
フランスのマルシェ(市場)をイメージして作られた、大阪の阪急うめだ本店・地下2階にあるエシレ・マルシェ オ ブール。
このお店で一番人気の「エシレ オムレット」も、大阪店限定商品の一つです。
注意すべきは、1日4回(12時・14時・16時・18時)と販売時間が限定されている点。
販売数量に関しても「エシレ オムレット・ブール/オランジュ」ともに各回50個ずつと限りがあるため、土日祝など混雑する日は販売開始前に行列ができ、販売時間ちょうどに行くと既に売り切れていることも。
私も土曜日の12時販売を狙って、11時半から並びましたが渡された番号札は14番でした。
ブールはまだ残個数に余裕がありましたが、オランジュは私の番で残り2個。ギリギリ購入できたという感じです。
「お一人様、何個まで」という制限はないため、大量に購入する方がいた場合はもっと早くに完売する可能性もあります。
ちなみに1個(300円/税別)から購入可能ですが、2個までは簡易包装(紙袋)とのこと。
3個以上で箱入りとなりますが、5個セット用の箱しかないため、3・4個の場合は詰め物で隙間を埋める形になるそうです。
手土産として購入する場合は、5個セットで購入すると、箱の納まりが良く見栄えもするのでオススメですよ。
エシレ オムレット・ブールを食べた感想
バタークリームの概念を変えたエシレの自信作 オムレット
バタークリームというと、私は子どもの頃にクリスマスケーキとして食べたことのあるバタークリームケーキを思い出します。
硬さのあるクリームで、こってり重く、食べ過ぎると幼いながらに胸やけした記憶がよみがえり、正直好みではありませんでした。
(昔のバタークリームには、バターの代わりに植物性油脂が使われているものも多かったためと思われます。)
しかしエシレのオムレットは公式サイトで自信作と銘打っているだけに、購入前から期待が高まりました。
一口かじると、ふわもちっとした食感の生地に、口の中で優しく広がるバターの風味、コクがあるのにスッと滑らかに溶けた後味は不思議とさわやかさが残ります。
このさわやかさは、乳酸発酵させてから作るエシレバターの伝統的な製法によるものではないでしょうか。
自信作の期待は裏切りませんでしたよ。
オススメの食べ方として、保存は要冷蔵ですが、食べる直前は少しだけ室温に戻した状態で食べてみてください。
そうすることで生地のふわもち感と、バタークリームの滑らかさがより一層楽しめます。