竹林寺羊羹が買える場所はどこか・食べてみた口コミ
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竹林寺羊羹とは?
江戸時代・元禄初年(1688年)創業の西川屋老舗が手がける、厳選した素材で作られた本格的な羊羹です。
とても特徴のある羊羹で、笹の葉を巻いた円筒形の容器に羊羹が入っています。
食べる時には容器の片側から中の羊羹を押し出し、付属の糸で好きなサイズに切って食べることができるようになっているんです。
なぜ、このような一見変わった形をしているのでしょうか?
それは商品名にもなっている「竹林寺」と関係があるからなのです。
「竹林寺」とは724年に聖武天皇の命を受けて設立された、真言宗智山派のお寺。
四国霊場三十一番札所としても有名なんですよ。
四国に八十八ヶ所ある霊場を巡る「お遍路さん」というのを聞いたことがありませんか?
竹林寺には四国にある霊場を巡る、多くのお遍路さんが訪れます。
多くの方は歩いてこれらの霊場を回っていることでしょう。そんな時、手を汚すことなく食べられる羊羹はとても助かりますよね。
歩き疲れた身体に甘いものを好きな分だけ食べられる。お遍路さんのお供にもピッタリな羊羹なんです。
西川屋の伝統と風格を一本の竹に喩えた「竹林寺羊羹」。
お遍路さんのお供はもちろん、お土産や贈りものとしても喜ばれるはず。
- 1本入り:216円
- 3本入り:648円
- 5本入り:1,080円
竹林寺羊羹を食べた感想
箱を開けて驚いたのは羊羹の形です。
中から出てきたのは、竹をイメージした円筒形の小さな入れ物に入った羊羹。
手のひらにのるほどの小さな筒のまわりには笹の葉が。
そして「四国霊場三十一番札所 竹林寺羊羹」と書かれた紙が一緒に巻き付けられています。
とても上品な雰囲気を醸し出す羊羹は食べる前からわくわく。
竹林寺羊羹の食べ方も独特です。
筒の端には蓋がついているので、まずこの蓋を取り外します。
そして、もう一方の筒の端から指を入れて羊羹を押し出すようにするんです。
そうすると中の羊羹が少しずつ出てくるので、筒から出ている糸を使って羊羹を少しずつ切りながら食べていきます。
これは楽しい!
竹林寺羊羹はねっとりとしたこし餡でできた羊羹で、甘さはそれほど強くはなく上品な甘さです。
薄く切って食べるとさっぱりと、分厚く切ればずっしりと重たく食べ応えのある味わいになります。
自分で好きな厚さに切って楽しめるのはいいですね。
斬新だけど味は本格的。
これはお土産や贈りものにしたくなる羊羹ですよ。