道の駅びんご府中のおすすめお土産・駐車場・営業時間まとめ
道の駅「びんご府中」は、広島県府中市にあります。
国道486号線沿い、府中市の市街地にある道の駅です。
道の駅 びんご府中は、2016年(平成28年)にオープンしました。
多くの道の駅は、郊外にあります。
しかし道の駅 びんご府中があるのは、府中市街地です。
そのため、とてもめずらしい道の駅といえるでしょう。
そんな道の駅 びんご府中について、おすすめのお土産や施設情報を紹介します。
道の駅「びんご府中」は市街地にあるめずらしい道の駅
道の駅は、郊外の幹線道路沿いなどにある印象がありませんか。
なんと道の駅 びんご府中があるのは、府中市の中心市街地のド真ん中です。
▼道の駅 びんご府中のすぐ東隣には、百貨店の天満屋 府中店。
さらに、天満屋の南側には府中市役所があります。
また北側にはJR府中駅もあり、「駅前」という立地の道の駅なのです。
なお「府中」とは、奈良・平安時代に各国(令制国)を治める役所が置かれた場所のことを指します。
現代でいうと都道府県庁所在地ですね。
そのため、各国に府中がありました。
ですから全国各地に「府中」や、同じ意味の「国府」などが地名として残っています。
道の駅 びんご府中の周辺、府中市の中心部はかつて備後国(びんごのくに)の府中として栄えた地域なので、地名と府中がして残りました。
それが道の駅の名前の由来になっています。
ちなみに「府中市」は全国に東京都と広島県の2か所にある、めずらしい同名市です。
道の駅「びんご府中」で買えるおもなお土産
道の駅 びんご府中では、たくさんのお土産を販売しています。
おすすめのお土産は、おもに以下のものです。
- くにひろ屋:洋酒ケーキ
- 風月堂:スイートポテト
- 風月堂:つちのこ饅頭
- 虎屋:府味
- 虎屋:虎焼
- ふれあい堂本舗:地蔵もなか
- 老松堂:味噌まんじゅう
- 幸成堂:府中みそ蔵出し
- 幸成堂:オオムラサキ
- 松浦本店:びんご府中ケーキ ゆずみそ
ひとつずつ見てきましょう。
くにひろ屋 洋酒ケーキ
「洋酒ケーキ」は、広島県府中市北部・上下町にあるくにひろ屋の看板商品です。
ラム酒とブランデーのシロップにたっぷり浸したパウンドケーキで、広島県東部の備後地方ではスーパーマーケットなどで販売されているのをよく見かけます。
1961年(昭和36年)の誕生以来、上下町をはじめ多くのかたに親しまれてきました。
国内で流通の少ない希少なラム酒、さらにブランデーは2種類のものをブレンドし、玉子は府中市の隣・世羅町産を使用するなど、こだわりがあります。
包装を開けた瞬間にラムやブランデー香りが広がり、芳醇さが楽しめる菓子です。
風月堂 スイートポテト
「スイートポテト」は府中市北部・上下町にある老舗の和菓子店・風月堂が製造・販売しています。
1辺4cm前後のサイコロ状の、一口サイズのスイートポテトです。
黄色い包装とサツマイモのイラストがかわいらしくて印象に残ります。
風月堂のスイートポテトは、小さいながらもサツマイモの甘い味わいが濃厚な味わいが楽しめる人気商品です。
風月堂 つちのこ饅頭
上下町の老舗・風月堂では、スイートポテトとならぶ名物として「つちのこ饅頭」もつくっています。
かつて上下町ではツチノコの目撃情報があり、話題になりました。
それにちなんで1989年(平成元年)に開発されたのが、つちのこ饅頭です。
それ以来、上下町ではつちのこ饅頭が親しまれています。
つちのこ饅頭は、フワフワとしたパイ生地の饅頭で、中には白餡とともに栗が丸ごと1個入っている饅頭です。
虎屋 府味
虎屋は府中市の隣・福山市で江戸時代初期から続く老舗菓子店です。
虎屋が府中市の近く、福山市新市町にある戸手高校の生徒とコラボレーションし、共同開発したのが「府味(ふみ)」という菓子。
府味は「府中味噌饅頭」の略で、府中市の名産品・府中味噌を使った饅頭です。
饅頭なのに菓子パンのような味わいが楽しめ、味はユズ味噌風味になっています。
虎屋 虎焼
「虎焼」は、福山市の老舗・虎屋の看板商品です。
虎屋は江戸時時代に福山藩の御用菓子司をつとめました。
府中市中心部の大部分は、江戸時代は福山藩が治めていましたので、虎屋は歴史的関連性があります。
虎焼は江戸時代中期に虎屋が開発し、以来現在まで看板商品として親しまれている菓子です。
虎焼は、トラのしま模様のような焼き目がついたどら焼きで、季節限定などいろいろな味のバリエーションがあります。
おもな虎焼のバリエーションは、以下のとおりです。
取材時には基本の粒餡のほか、通年商品である大人の虎焼(コーヒー味)がありました。
ふれあい堂本舗 地蔵もなか
「地蔵もなか」は、ふれあい堂がつくる最中です。
府中市には、首無地蔵菩薩蔵堂(くびなし じぞう ぼさつぞう どう)というお堂があり、観光スポットになっています。
1977年(昭和52年)に府中市で、首のない地蔵が土の中から掘り起こされました。
お堂を建ててまつったところ、心や体の痛みが救われたという人が多くなり、しだいに参拝者が増えて観光スポットになったのです。
地蔵もなかは、首無地蔵の前にある「ふれあい堂本舗」が首無地蔵にちなんでつくりました。
老松堂 味噌まんじゅう
「味噌まんじゅう」は、府中市の老舗菓子店・老松堂(おいまつどう)を代表する菓子です。
名前のとおり、府中市の名産・府中味噌を使っています。
饅頭の甘さの中にほんのりとした味噌の風味・甘辛さがする、不思議な味わいの菓子です。
味噌饅頭は、1954年(昭和29年)に全国菓子観光大博覧で名誉金賞を受賞したのをはじめ、多くの賞を受賞し、府中市民に親しまれいています。
幸成堂 府中みそ蔵出し
「府中みそ蔵出し」は、府中市にある幸成堂という菓子店がつくっています。
府中味噌を使った饅頭で、白みそ味と赤みそ味の2種類があるのが特徴です。
道の駅ではバラ売りから小箱入り、大箱入りといろいろな入数で売られているので、お土産に便利ではないでしょうか。
幸成堂 オオムラサキ
オオムラサキとはチョウの種類で、日本の国蝶に指定されいるチョウです。
紫色の美しい羽をしています。
1980年(昭和55年)に府中市内でオオムラサキが発見され、「オオムラサキを守る会」が結成されました。
幼虫のエサであるエノキの植樹、保護ネットの設置、生息調査などのな保護活動を続けています。
そんなオオムラサキにちなんで幸成堂がつくったのが「オオムラサキ」です。
表面にオオムラサキをイメージした刻印がされた饅頭で、中にはイモとクリでつくられた餡がタップリと入っています。
パッケージも美しく、大きなオオムラサキの姿が描かれていました。
お土産にしたら喜ばれるのではないでしょうか。
松浦本店 ずっしりあんこパイ・大栗
「ずっしりあんこパイ・大栗」は、福山市にある松浦本店がつくっています。
丸い球状のパイで、中に入っているのはマロンクリームとしっとりとしたこし餡です。
さらにクリームとこし餡の下には、大きな栗が丸ごと1個入っています。
まさに、ずっしりあんこパイ・大栗という名前のとおりズッシリ感のあるお菓子です。
食べごたえがあるうえに、栗・こし餡・クリーム・パイのそれぞれ特徴の異なる甘さと食感の四重奏が楽しめます。
道の駅「びんご府中」で買える、お菓子以外のお土産
道の駅 びんご府中では、菓子以外の土産もたくさん販売しています。
一部を紹介しましょう。
- 府中家具と関連商品
- 府中味噌
- コンニャク
府中市では、古くから家具製造が伝統的な地場産業で、「府中家具」として知られています。
道の駅 府中では大型の府中家具は置いていませんが、小型の府中家具が置いてありました。
また家具製造の技術を生かしたインテリなどのグッズもあります。
▼コンニャクも名産です。
ほかに府中市では味噌醸造も盛んで、「府中味噌」として有名。
そのため道の駅 びんご府中では、府中味噌も販売されており、お土産として人気があります。
このほか、府中市から福山市・井原市にかけての地域は、古くから繊維産業が盛んでした。
繊維製品も販売されており、お土産にもおすすめです。
道の駅「びんご府中」周辺でおすすめのグルメ
道の駅 びんご府中がある府中市中心部では、「府中焼」がご当地グルメとして知られています。
府中焼とは、広島お好み焼の派生料理です。
一般的にお好み焼には豚バラ肉が入ることが多いですよね。
しかし府中焼では豚バラ肉ではなく、挽き肉(ミンチ肉)が入っているのが最大の特徴です。
また具材の種類も少なめで、広島お好み焼では定番のモヤシが入らず、野菜は基本的にキャベツのみになります。
モヤシがないので水分が少なく、挽き肉から染みだした脂分で、パリッとした食感の麺が楽しめるのがポイントです。
道の駅 びんご府中の施設内では、府中焼が楽しめませんが、周辺には府中焼が楽しめる店がたくさんあります。
道の駅には府中焼のマップもあるので、参考に府中焼めぐりをしてみてはいかがでしょうか。
道の駅「びんご府中」の施設概要
道の駅 びんご府中は中心市街地にあるため敷地はあまり広くなく、道の駅の規模としては小さめです。
主要な建物は、2つに分かれています。
建物は「家具の町」である府中市らしい、木のぬくもりを感じさせるものです。
▼入口から見て左側の建物は、産直市場です。
▼地元周辺で採れた野菜や果物、加工食品などが販売されていました。
▼入口から見て右側の建物は、府中市のアンテナショップです。
地元で定番のお菓子や、地場産業である家具製造・味噌醸造・繊維産業などに関するグッズが販売されています。
またアンテナショップの建物の中には、レストラン(飲食コーナー)もあります。
▼レストランの席は、とても広々としていました。
▼地元の特産を生かしたメニューが楽しめます。
なおレストランは、セルフサービスです。
道の駅「びんご府中」のアクセス、営業時間、休業日などの詳細情報
道の駅 びんご府中のアクセス、営業時間などの詳細情報です。
住所 | 広島県府中市府川町230-1 (JR府中駅南、天満屋府中店西側) |
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電話番号 | 0847-54-2300 |
駐車場 | 大型:5台、普通車:33台 (うち障害者用1台) |
EV充電所 | 急速1台(無料) |
多目的トイレ | 1器 |
ホームページ |
営業時間・休業日は、道の駅内の施設ごとに異なります。
▼施設ごとの営業時間・休業日の一覧
産直市場 | 営業時間:9:00〜17:00 休業:水曜日 |
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アンテナショップ | 営業時間:9:00〜17:00 休業:水曜日 |
レストラン | 営業時間:11:00〜17:00(ラストオーダー 15:00) 休業:水曜日 |
交流テラス | 営業時間:9:00〜18:00 休業:水曜日 |
トイレ | 営業時間:24時間利用可能 休業:年中利用可能 |
EV充電所 | 営業時間:24時間利用可能 休業:年中利用可能 |
駐車場 | 営業時間:24時間利用可能 休業:年中利用可能 |