マドレーヌとフィナンシェの違いは?形・味・食感を徹底的に比較してみました
「マドレーヌ」と「フィナンシェ」は、それぞれ人気のある洋菓子です。
どちらも焼き菓子なので、見た目や味もどことなく似た雰囲気がありますよね。
そんなマドレーヌとフィナンシェですが、どんな違いがあるのでしょうか?
今回は、マドレーヌとフィナンシェを比較しつつ、それぞれの違いについてまとめてみました。
参考:おみやでマドレーヌを探してみる
参考:おみやでフィナンシェを探してみる
マドレーヌとフィナンシェの特徴について
まずは、マドレーヌとフィナンシェの特徴について紹介しますね。
マドレーヌの特徴
マドレーヌは、溶かしバター・小麦粉・全卵・砂糖・ベーキングパウダーなどを使って焼き上げたお菓子です。
いろいろな形のマドレーヌがありますが、貝殻の形をモチーフにしたものが多いですよ。
かつて、マドレーヌが貝殻に入れて運ばれたことが形の由来になっています。
日本では、円形の菊型で焼いたマドレーヌも多いですね。
フィナンシェの特徴
フィナンシェは、焦がしバター・小麦粉・卵白・砂糖・アーモンドパウダーなどを使って焼いたお菓子です。
全卵を使うマドレーヌとは違い、フィナンシェは卵白のみを使用して作ることがほとんどです。
焦がしバターを使うため、外側がさっくりと香ばしいのも特徴のひとつ。
ふんわり食感のマドレーヌとは、また違った食感が楽しめますよ。
見た目は、金塊のような長方形をしています。
マドレーヌとフィナンシェの歴史や名前の由来
マドレーヌとフィナンシェ、それぞれお菓子としての歴史も気になるところですね。
いつ、どこで誕生したお菓子なのか?
それぞれの歴史や名前の由来について見ていきましょう。
マドレーヌの歴史や由来
マドレーヌは、1755年にフランス東部のロレーヌ地方で誕生したお菓子だといわれています。
スタニスラス王がコメルシーという町で宴を開いた際、召使いのマドレーヌがホタテの貝殻を使ってお菓子を焼き上げ、みんなに振る舞ったのがはじまり。
「マドレーヌ」という名前は、召使いの女性にちなんだものだという説がありますよ。
いわれてみれば、女性の名前っぽい響きですね。
参考:マドレーヌの歴史や由来
フィナンシェの歴史や由来
フィナンシェは、17世紀ごろにフランスのパティスリーで作られたお菓子です。
長方形の見た目は、縁起のいい金塊をイメージしたもの。
また、金融家が背広を汚さずに食べられるよう、片手でつまめる形にしたという説もありますよ。
フィナンシェという名前は、フランス語で「お金持ち」や「金融家」という意味。
名前の由来を知ると、本当に小さな金塊に見えてきますね。
マドレーヌとフィナンシェの比較表
マドレーヌとフィナンシェの違いがわかりやすいように、表でまとめてみました。
マドレーヌ | フィナンシェ | |
---|---|---|
形 | 貝殻の形、菊型 | 金塊のような長方形 |
誕生時期 | 18世紀ごろ | 17世紀ごろ |
材料 | 全卵 小麦粉 砂糖 ベーキングパウダー 溶かしバター | 卵白 小麦粉 砂糖 アーモンドパウダー 焦がしバター |
カロリー | 1個あたり約118kcal | 1個あたり約143kcal |
味や食感 | ふんわり・しっとりとした食感 卵感がやや強い | 外側はさっくり、内側はしっとりとした食感 アーモンドや焦がしバターの香ばしさが際立つ |
一番の違いは、見た目と材料ですね。
マドレーヌは貝殻や菊型をしていますが、フィナンシェは金塊のような長方形をしています。
また、全卵を使うマドレーヌに対し、フィナンシェは卵白を使って作られていますよ。
マドレーヌはふわふわで、フィナンシェはさっくりとした食感になっているのも、材料の違いが関係してそうですね。
焦がしバターやアーモンドパウダーを使うためか、フィナンシェのほうが香ばしい印象です。
さいごに
マドレーヌとフィナンシェの違いについて紹介してきました。
どちらもフランス生まれの焼き菓子ですが、細かく見ていくとそれぞれの違いがハッキリとわかりますね。
お店によっても特徴が異なるので、いろいろな商品を食べ比べてみたくなります。
おみやでは、各地で買えるおいしいマドレーヌやフィナンシェを紹介していますよ。
ぜひ、お気に入りの一品を見つけてみてください!
参考:マドレーヌについての記事はこちら
参考:フィナンシェについての記事はこちら