5月10日は「黒糖の日」!記念日の由来や黒糖の特徴・おすすめの黒糖&黒糖菓子まとめ
5月10日は「黒糖の日」です。
風味豊かで栄養たっぷりな黒糖は、お菓子・おみやげにもよく使われますよね。
今回は「黒糖の日」が制定された由来や黒糖の特徴、おみやで紹介している黒糖&黒糖菓子をまとめました。
5月10日は「黒糖の日」
黒糖といえばまず思い浮かぶのが、沖縄県ではないでしょうか。
さとうきび100%から黒糖は作られるため、さとうきび栽培が盛んな沖縄では古くから親しまれてきました。
黒糖の日が制定されたのは、2010年のこと。
沖縄県と、黒糖を生産している市町村や工場で構成された「含みつ糖対策協議会」が定めたものです。
沖縄のさとうきび100%の「沖縄黒糖」を作っているのは、沖縄県の8つの離島のみ。
その島ごとにまったく風味が異なる沖縄黒糖を、さらに全国にアピールしたい!という目的があるんですよ。
日付が5月10日になった理由はふたつあります。
- 製糖の期間がおわり、黒糖販売が本格化する時期であること
- 5(こく)10(とう)の語呂合わせ
含みつ糖対策協議会では、沖縄黒糖の魅力をつたえるため、毎年5月10日「黒糖の日」にイベントを行っていますよ。
黒糖の特徴
一般的な白い砂糖(上白糖)と黒糖の大きな違いは、含まれている栄養成分にあります。
主成分である糖分のほかにも、以下の成分を含んでいますよ。
- カリウム
- 鉄
- カルシウム
- ビタミンB
- 亜鉛
これらの成分によって、独特の渋み・苦味・しょっぱさ・カラメルのような甘味を感じるんですね。
そのため、栄養豊富で体にいい半面、合わせる料理やお菓子を選ぶといった面もあります。
黒糖は塊で売られている
黒糖は蜜分が多く、固まりやすい性質。
そのため、「黒糖」としてはひと口大の塊で売られていることがほとんどです。
黒糖の分類
純粋な「黒糖」とよばれるのは、さとうきびの絞り汁を煮沸濃縮したもののみ。
ここにショ糖やざらめ、糖蜜などを混ぜた場合は「加工黒糖」と表示されます。
さらに「沖縄黒糖」の場合は、地域団体商標の登録を受けたものだけが、独自のマーク入りで販売されていますよ。
沖縄産黒糖を使ったお菓子一覧
それではまず、全国にある沖縄県産黒糖を使ったおみやげを紹介します。
黒糖ショコラとろ~る
沖縄県読谷村にある、御菓子御殿が販売するお菓子。
「暑い気候でも楽しめるチョコレート菓子」をコンセプトに、生地にも、中のチョコレートにも黒糖が使われています。
とろ~りとしたチョコレートに、黒糖の風味とシャリッとした食感が効いた、まさに黒糖づくしのおみやげですよ。
黒糖パイ
沖縄県糸満市にある、南風堂が販売するお菓子。
沖縄県産黒糖をたっぷりと練り込んだ、サクサクのパイです。
黒糖ならではの苦味も少なく、大人から子どもまで食べやすいですよ。
参考:黒糖パイの記事はこちら
黒糖ドーナツ棒
熊本県熊本市にある、フジバンビが販売するお菓子。
沖縄県産黒糖と国内産小麦粉をあわせ、棒状に揚げたしっとり食感のドーナツです。
たっぷりとしみ込んだ黒糖の、やさしい甘さとコクが楽しめます。
菓響 和の香(黒糖)
兵庫県尼崎市にある、パティスリー菓響(かのん)が販売するお菓子。
沖縄産黒糖を使った和風のクッキーで、ザクザクとした歯ごたえがポイントです。
甘すぎないやさしい味わいと、高級感のあるパッケージは、手みやげや贈答用にもおすすめ。
菜菓亭 黒糖まんじゅう太郎次
新潟県新発田市にある、菜菓亭が販売するお菓子。
こしあん仕立ての黒糖まんじゅうで、もちもち・ふかふかとした食感が特徴です。
もともと、元店主の百歳長寿記念に考えられたお菓子であることから、長寿のお祝いや敬老の日の贈り物にもぴったり。
東京 黒糖ひよ子
有名な東京銘菓「ひよ子」にも黒糖バージョンがあります。
黒糖ひよ子ときくと、黒ずんだひよ子を想像してしまいそうですが、黒っぽいのは中のあんだけですよ。
西表島産の黒糖と白餡をあわせたあんは、すっきりとした味わいが魅力。
あまみ黒糖ショコラ
鹿児島県奄美市にある、奄美きょら海工房が販売しています。
自社農園産のさとうきび100%で作った黒糖をビターチョコで包み、ココアパウダーをまぶしてあります。
ほろ苦いビターチョコと、黒糖のやさしい甘さがマッチした、和洋折衷のお菓子ですよ。
箱根ルッカの森 沖縄黒糖ハードバウム
神奈川県箱根にある、バウムクーヘン専門店「箱根ルッカの森」が販売するお菓子。
波照間島産の黒糖を使っており、ごつごつとした見た目やザクッとした歯ごたえが特徴です。
黒糖の風味たっぷりのどこか懐かしい味わいは、子どもから年配の方まで、幅広い年代におすすめですよ。
与論島 黒糖
沖縄県与論島にある、薬草パパイヤ農園が販売するお菓子。
材料はさとうきび・水飴・糖蜜だけで、黒糖そのものの味わいが楽しめます。
そのままかじってもよし、料理や飲み物に使ってもよしの万能黒糖ですよ。
その他の黒糖を使ったお菓子一覧
沖縄県産にかぎらず、全国には黒糖を使ったお菓子がまだまだあります!
さつまのかりんとまん サンクロウ
鹿児島県も沖縄同様、黒糖づくりが盛んな地域。こちらは鹿児島県霧島市にある、徳重製菓とらやが販売しています。
とらやでは黒糖を使った「黒の三兄弟」としてお菓子を展開しており、「八太郎」「栗黒丸」につづき、「サンクロウ」は三男にあたるそう。
黒糖まんじゅうを揚げてあるため、かりんとうのような香ばしさがたっぷり。やや苦味のある皮と、甘いあんのバランスが絶妙なお菓子です。
金精軒 黒糖虎焼き
山梨県北杜市の金精軒が販売する、トラ模様のどらやき。
たっぷりの黒糖入りの生地で、自家製あんとバターをはさんであります。
黒糖の香りやコクのある甘さと、バターの塩気がマッチした味わいで、贈答用にもおすすめですよ。
聖護院 生八ツ橋「黒糖」
京都を代表するおみやげ・八ツ橋にも、黒糖バージョンがあるんです。
こちらはあんなしの皮だけのタイプで、最初にニッキの香り、あとから黒糖のコクと甘味が広がります。
八ツ橋らしさを残しつつ黒糖の味わいを生かした、京都ならではのおみやげです。
明石屋 大黒餅
鹿児島県産黒糖入りの求肥でこしあんを巻いた大黒餅は、元祖軽羹饅頭で有名な明石屋のもの。
濃い茶色をした黒糖求肥は、中のあんなしで食べても絶品です。
黒糖求肥のコクと、甘さひかえめのこしあんがマッチした、満足感たっぷりのお菓子ですよ。
さいごに
5月10日「黒糖の日」の由来や黒糖の特徴、日本全国のおすすめの黒糖・黒糖菓子について紹介しました。
栄養たっぷりで身体にもいい黒糖を、お菓子で気軽に取り入れてみてはいかがでしょうか。
おみやには、ほかにもたくさんの黒糖・黒糖菓子があります。ぜひ、お気に入りを見つけてみてくださいね。
また、黒糖の日以外にも、お菓子にまつわる記念日について紹介していますよ。