鹿児島のかるかん元祖「明石屋」のお土産を食べた感想まとめ。ほとんど全種類食べた比較も
九州の南端にある鹿児島県。
さつまいもや桜島だいこん、また黒砂糖などの特産品が有名ですよね。
そんな鹿児島県には、お菓子のお土産もたくさんありますよ!
特に名物として有名なのが軽羹(かるかん)で、現在では多数のメーカーが製造しています。
今回、元祖かるかんとして有名な「明石屋菓子店」のお土産を食べました。
ほぼ全種類食べての感想を、写真を交えながら紹介していきますね。
鹿児島県でしか味わえないお土産ばかりです!
明石屋について
明石屋は創業安政元年(1854年)の老舗。
初代当主であった八島六兵衛の出身地が兵庫県明石であったため、「明石屋」と命名されたとのことです。
創業から160年以上たったいまでも、元祖かるかんとして地元で人気を博しています。
かるかんは山芋と米粉を使用した蒸し菓子。
かるかん自体には300年もの長い歴史があるそうですよ。
ビタミンやミネラルが豊富な天然の山芋が使用されていますので、健康志向の人にはぴったり。
雪のように白い色をしているのも、かるかんの特徴といえます。
素朴で味わい深いかるかんをつくる明石屋は、現在7代目。
かるかんだけではなく、地元の黒糖やさつまいもを使用したお菓子づくりを行っています。
パッケージにもこだわった明石屋のお菓子は、お土産としてはもちろんのこと、贈答としても利用できそうです。
明石屋で販売されているお土産の一覧
明石屋で販売されているお土産をまとめてみました。
下記の「さつま甘栗」以外のお菓子を、明石屋公式サイトで確認できます。
各リンク先で、パッケージと中身の写真や食べた感想を見れますよ。
- 軽羹(かるかん)
- 軽羹饅頭
- 春駒
- 大黒餅
- どら焼き
- 黎明(林檎)
- 柚之羽衣
- ようこそようこそ
- さつま甘栗
- 煎粉餅(いこもち)
- 高麗餅(これもち)
- 一黙
- さくらさくら
- 木目羹(きもくかん)
- WAGASHI by ROLA 安納芋と黒豆
上記にくわえて、軽羹・軽羹饅頭のセット商品、黎明・黎明(林檎)詰め合わせ、特選詰め合わせがあります。
明石屋のお土産が買える場所
明石屋のお土産が購入できる場所は以下のとおりです。
- 明石屋オンラインショップ
- 鹿児島中央駅構内(みやげ横丁)
- 鹿児島空港
実際に食べた明石屋のお土産
ここからは、わたしが実際に食べたお土産を写真&感想つきで紹介していきます。
山芋・黒糖など特産のものをふんだんに使用した、和菓子中心のお菓子が多いですね。
どれもホント美味しかったですよ~。
それでは全部で12個のお土産をどうぞ!
軽羹
まず紹介するのは、定番の軽羹(かるかん)です。
原料となっているのは「砂糖・山芋・米粉」のみ。
なかに何も入っていない、非常にシンプルなかるかんです。
かるかん独特の香りと、もっちりした食感が楽しめます。
山芋と米粉の旨味がよくでているので、なにも入っていなくても十分に美味しいですよ!
参考:軽羹の記事はこちら
軽羹饅頭
こちらは、先ほどのかるかんに、あんが入ったタイプです。
あんが入ると、かるかん本来のよさがなくなるのでは?
そう心配になりましたが、そんなことはなかったですね。
むしろあんが入ることで、かるかん独特の山芋・米粉の味わいがより引き立つように感じます。
小豆のやさしい甘みがアクセントになってますね。
参考:軽羹饅頭の記事はこちら
春駒
見た目が羊羹に見える、春駒。羊羹でもなく軽羹でもない、その中間のような・・・
メイン材料に小豆・米粉・餅粉が使用されています。
見た目ほどに小豆の風味は強くなく、さわやかな後味。
弾力のある食感で食べごたえがあるため、一口サイズに小さく切って食べることをおすすめします。
参考:春駒の記事はこちら
大黒餅
つい何個も食べてしまったのが、こちらの大黒餅。
わたしの心をつかんだお土産の一つです。
求肥と黒糖の組み合わせがたまりません。
餅菓子が好きな人は、間違いなくはまるでしょう。
また食べたい!
参考:大黒餅の記事はこちら
どら焼き
ドラえもんが食べているどら焼きのような見た目ですね。
だれもが好みそうなどら焼きで、生地とつぶあんともに奇をてらわずシンプル。
甘ったるくはなく、品の良さがきわだっていますよ。
30個入もあるそうなので、贈答にもいいと思います。
参考:どら焼きの記事はこちら
黎明(林檎)
こちらはリンゴとつぶあんが入ったパイ菓子です。
小豆の甘さとリンゴの酸味のバランスが絶妙!小豆とリンゴって意外と合うんだなと感じました。
中身が一つ一つ箱に入っていますので、くばり用のお土産に利用できそうです。
柚之羽衣
ゆずあんと求肥の上にのったゆずが特徴の、柚子づくしの餅菓子です。
さきほどの大黒餅は濃厚さがきわだっていたのに対して、こちらはさわやかさが前面にでていますよ。
参考:柚之羽衣の記事はこちら
ようこそようこそ
ネーミングから食べる意欲がわいてくるこちらのお菓子。
どうしても「ようこさん、ようこさん」と言ってしまうのはわたしだけでしょうか?
大納言小豆を寒天で包んであり、シャリっとした食感が特徴です。
一口食べれば、小豆のみずみずしさに驚きますよ!
さつま甘栗
ブランデーの香りがほんのりする「さつま甘栗」。
スイートポテトのようなしっとりさと甘さがあります。
栗が入っているおかげで、食べたときに深い甘さを感じます。
1つのサイズが大きく、わたしは妻と半分ずつ食べてちょうどよかったです。
参考:さつま甘栗の記事はこちら
煎粉餅(いこもち)
煎粉餅とかいて「いこもち」と読みます。
餅米の煎り粉を、砂糖湯でこねてつくる郷土菓子です。
食べた直後は味をあまり感じませんが、徐々に餅米の旨味が強くなってきますよ。
写真を見て想像できるかと思いますが、かなりボリュームがあり食べごたえ十二分。
カットするサイズに気をつけて食べてくださいね。
参考:煎粉餅(いこもち)
高麗餅(これもち)
高麗餅とかいて(これもち)と読みます。
さきほどの煎粉餅(いこもち)と姉妹菓子のようなかんじですね。
いままで小豆を使用した色々なお菓子を食べましたが、これほどまでに深みのある菓子は初めて。
食べ物を食べ物で例えるのもどうかと思いますが、そこをあえて言うならばアイス「小豆バー」のようです。
煎粉餅(いこもち)と同じく、食べた直後は「あれ?味がないの?」と思うのですが、だんだん小豆の旨味が広がってきます。
小豆好きの方はぜひ一度食べてみてください!
大黒餅につづき、これもまた食べたい!
参考:高麗餅(これもち)
一黙
最後に紹介するのは「一黙」。
しっとり・もっちりした濃厚な黒糖まんじゅうです。
黒糖まんじゅう界で最高峰のものと、わたしが勝手に決めほど。
それぐらい、きわだって深みのある味わいです。
とくにまんじゅう皮が絶品。わたしは皮だけでも十分楽しめます!
参考:一黙の記事はこちら
ほぼ全種類食べた感想
どれも本当に美味しい明石屋のお土産。
天然の山芋・さつまいも・黒糖など、鹿児島県の特産物をふんだんに使ったお菓子が多いという印象をうけました。
そして一つ一つのレベルが高く、正直なところ驚きました。
旅行などで鹿児島を訪れるさいには、明石屋のお土産をぜひ一度食べてみてくださいね!