引っ越し時のおすすめ手土産まとめと知っておきたい挨拶マナー
転勤や進学などで他の地域へ引越したときに考えるのが、ご近所さまへの「挨拶」ではないでしょうか。
周りの人たちとよい関係をもつために「だれに挨拶をしたらいいの?」と、引越す前から気にかかる人も。
そこでこのページでは、引越し時の挨拶マナーや持参する手土産についてみていきます。
最初に気持ちのよい挨拶をして、生活を気分よくスタートさせましょう!
引越し時の挨拶マナー
引越しの挨拶に手土産をもっていこう
昔は「おそばに引越してきました」という意味から、「引越し蕎麦」を近所の人へ渡していましたよね。
いまでこそ手土産に蕎麦を渡す人は少なくなりましたが、それでも何かしらの手土産を持参して挨拶する人が多いです。
とくに近所付き合いを大切にする田舎のほうでは、高級菓子折りを渡すこともあります。
挨拶にプラスして手土産を渡すことで、「よろしくお願いします!」という気持ちをよりあらわせますよね。
相手としても、やはり何かもらったら純粋に嬉しいでしょう。
円満な近所付き合いを始める第一歩と思い、手土産を持参して挨拶してはいかがでしょうか。
どこで買ったらいいの?
「手土産をどこで買ったらいいの?」と思うかもしれませんね。
お中元やお歳暮ほど格式ばらないので、手土産の内容にもよりますが、基本的に近場のお店でいいでしょう。
たとえば、消耗品を手土産にするのであれば、ホームセンターで購入してのしをかけるのもアリ。
ただ、ギフト用の日用品はネット通販のほうが充実していますよ。
菓子類なら、近場にある和菓子屋・洋菓子屋さんでもオーケーです。
手土産にのしをかけたほうがいいの?
渡す品物にもよりますが、のしをかけると正式な挨拶という感じがして印象がよくなりますよ。
のしの表書きには、引越し先の近所へ渡す場合は「御挨拶」。
旧住居の近所への手土産には「粗品」と書きましょう。
だれに挨拶したらいいの?
引越し手土産にくわえて気になるのが、「どこまで挨拶したらいいのか?」ということ。
ではケース別にみていきましょう。
新築一戸建ての場合
新しく開発された土地を除き、すでにコミュニティができているところに新たに入っていくことになります。
すでそこに住んでいる人たちにとって、外部から来る人は興味の的。
「どんな人が引っ越してくるんだろう~」と気になっているはずです。
それで丁寧な挨拶をして早い段階で仲良くなりましょう!
住宅街であれば、「両隣・向かい・裏」は外せません。
地域コミュニティが密のようであれば、さらに数軒へ伺うといいですね。
田舎は付き合いを重んじる習慣がありますので、これから関わりそうな人へできるだけ挨拶しておきましょう。
社宅
数棟あるアパートを社宅にしているというケースがあります。
同じ会社の人たちが、新しいご近所さんです。
家族ぐるみでのお付き合いになるかもしれませんので、今後のことを考えて丁寧な挨拶をしておきたいですね。
同じフロアや棟の家族へ挨拶をしておくとよいでしょう。
ほかの棟に住んでいる同じ部署の人にも、もちろん挨拶を忘れないように注意!
マンション・賃貸アパート
マンションや賃貸アパートでは、どちらかといえば近所付き合いが少ないかと思います。
そうはいっても、ゴミ出しやマンションの清掃などで住人とのかかわりがありますので、入居時の挨拶は欠かせません。
入居する部屋の両隣と上下階ぐらいには、挨拶をしておくのが無難。
ひとり暮らし
ひとり暮らしの場合、ワンルームに入居するケースが多いです。
周囲と顔を合わせる機会があまりないかもしれません。
だからといって、隣にだれが住んでいるのか知らないというのは寂しいですよね。
両隣と上下階へは挨拶にいきましょう。
身の安全のことも考えて、挨拶をして周りにどんな人が住んでいるのかを知っておくといいですよ。
大家さんや管理人さんへの挨拶は必要か?
賃貸マンションやアパートに入居する場合、隣近所だけではなく大家さんや管理人さんへの挨拶もあります。
管理する側としても、「どんな住人なんだろうか?」と気になるところ。
挨拶をしてこちらのことを知ってもらえば、安心してもらえるでしょう。
またこちらも管理人さんのことを知れば、「何かあったら知らせよう」と信頼できますよね。
お互いに安心できるので、大家さんや管理人さんにも忘れずに挨拶をしてくださいね。
注意点が1つ。
手土産を受け取らないという管理会社もあります。
事前に調べようもないので手土産を持参すると思いますが、断られたらしつこく渡すのではなく、挨拶だけにしておきましょう。
退去時の挨拶は必要か?
付き合いのあったお隣さんや近所の方へ挨拶をして、気持ちよく引越したいものです。
また大家さんや管理人さんにも、「お世話になりました」と感謝の気持ちをあらわすといいですね。
近所の方へは日用品などの粗品、大家さんへは菓子折りを渡すのもいいと思います。
おすすめの引越し手土産
ここからは、手土産の中身についてみていきましょう。
手土産の相場は、500円から1,500円ぐらい。
あまりにも高価なものは、もらう側も気がひけますので気をつけてくださいね。
賃貸物件に住む場合であれば、大家さんへの手土産はもう少し高いものでも可。
ではここからは、おすすめの手土産を見ていきましょう!
日用品
手土産として使えるのが消耗品を含む日用品です。
毎日使うものをもらうと助かりますよね!
ティッシュペーパーまたはトイレットペーパー
消耗品の代表的なものが紙類。
毎日使うものですから、もらって困るという人は少ないです。
引越し手土産として重宝しますよ!
こちらはギフト用としてアレンジされたトイレットペーパーです。
トイレットペーパーもこれだけ可愛らしければ、渡す側と受け取る側どちらも嬉しくなりますよね。
洗剤
こちらも、もらって助かる日用品ですね。
ただ、「私はここの洗剤しか使わない!」とこだわりがある人もいますから、渡すのであれば容量の少ないものを選びましょう。
食器洗剤や洗濯洗剤などがありますよ。
こちらはギフト用の洗剤セット。
試しにネット通販で購入したのですが、のしとギフト包装のサービスをしてもらえました。
ネット通販はギフトに使える日用品のラインナップが豊富ですから、手土産に迷ったら一度のぞいてみてはいかがでしょうか。
地域指定のゴミ袋
以外に喜ばれるのが地域指定のゴミ袋です。
地域によっては、指定の袋をスーパーなどで購入しなければいけません。
節約にもなりますから、渡すと喜ばれますよ!
お菓子
子供がいる家族への手土産として菓子類というのもアリ。
その場合は、生ものよりもクッキーやせんべいなどのほうが無難です。
初対面の挨拶ですから、きちんと包装されたものを渡しましょうね。
ここでおみやの中から、引越しの手土産として使えそうなお菓子を3つ紹介します。
シュガーバターサンドの木
手軽に食べられる焼菓子は、引越しの手土産に重宝しますよね!
入り数10個で日持ちが30日、ちょうどよい手土産ではないでしょうか。
参考:シュガーバターサンドの木の記事はこちら
茨木城主もなか
生地がやわらかく、みずみずしい粒あんが特徴の茨木城主もなか。
田舎の地域へ引っ越すのであれば、渡す相手の年齢層を考えて、もなかを選ぶのもアリですね。
ホワイトクッキー白くま親子
引越し先の近辺にこどもが多いのであれば、こういった可愛らしい手土産もいいですね。
こどもの心をキャッチすれば、親御さんともきっと親しくなれるはず!
番外編:調味料
わたし自身の経験談。
わたしは大人になってから6度引越しをしまして、そのうちの1回は、手土産に「高級醤油」を持参しました。
「一風変わったものを渡したら、意外性があって喜んでもらえるのでは?」という考えが大成功!
一軒家の賃貸住宅ということもあり、近所に主婦の方が多かったんですね。
「調味料助かる~」と気に入ってもらえ、お互い笑顔で挨拶できましたよ。
さいごに
他の地域へ引越したときに気にかかる「近所への挨拶」
少しばかりの手土産を持参して、「引っ越してきましたので、これからよろしくお願いします!」という気持ちを伝えてみましょう!
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あらゆるシーンで必要になる手土産マナーについて、基本的なことをこちらに書いていますよ。
参考:手土産の渡し方マナーまとめ。訪問先に渡す手土産で気をつけたいこと