食物アレルギー持ちのお土産の選び方とは?原材料の確認にこだわろう
厚生労働省の調査によると、食物アレルギーについてこのような結果が出ています。
今から50年前には日本では「アレルギー」は、ほとんどありませんでしたが、 現在では国民の3人 に1人が何らかのアレルギーを持っているといわれています。なかでも食物アレルギーは、最近15年ぐらいの間に急増しています。
食物アレルギーは小児から成人まで認められますが、その大部分は乳児期に発症し、小児期に年齢ともに寛解していくケースがほとんどを占めます。
引用元:食物アレルギー – 厚生労働省
自分や身内、友人などに食物アレルギーを持っている人がいると、おみやげ選びに悩んでしまうことがありますよね。
わたしの子供も卵アレルギーを持っています。
もうすぐ4歳になる今はかなり軽度になりましたが、1〜2歳のころは食べさせるものに関して慎重でした。
出先での食事や、おでかけ先で自宅用に買うおみやげ選びで、確認は欠かせません。
この記事では、食物アレルギー当事者の親として、経験談やおみやげ選びについてお伝えしますね。
食物アレルギーを持っている方へのおみやげ探しをされる方の参考になりましたら幸いです。
原材料確認は欠かせない!食物アレルギー当事者あるある
わたしが経験したことで、食物アレルギー当事者や家族の方も思い当たるかもしれないエピソードを紹介しますね。
他の食物アレルギーとは異なることもありますので、一例として捉えていただければと思います。
- スーパーの買い物で、お惣菜やお菓子は必ず手に取って原材料を確認する。
- 試食は食べさせられない。
- 原材料の書かれた外袋は、食べきるまで捨てられない。
- 外食でアレルゲンフリーのメニューがない場合は、店員さんにアレルゲン(アレルギーの原因になる食物。わたしの子供の場合は卵)が入ってないメニューがあるか確認してもらわないといけない。
- 店員さんや同席している人に申し訳なく感じるようになり、子連れで飲食店に入る頻度が激減した。
- 食事に関しては家にいるのが一番気楽。手作りが無難。
- 家に常備しているお菓子は、ゼリーやおせんべい。
医者から卵入りのお菓子を食べてもよいという許可が出るまでは、このようにしていました。
わたしの子供は軽度のためか、呼吸困難やアナフィラキシーなどの反応は出たことはありませんが、紅斑やかゆみが出てしまったことがあるため、外出時にはアタラックスを常備しています。
外食の場合はあらかじめお店に電話やメールで問い合わせることで、お店の負担を軽減できるでしょう。
でも、どこで食べるのか決まっていない場合や想定外のなりゆきで行ったことのないお店で食べる場合は、聞かなければなりません。
食物アレルギー当事者は原材料にアレルゲンが入っていないかどうかしっかり調べないと、命に関わる恐れがありますので、確認はどんなことがあっても欠かせないのです。
おせんべいも原材料の確認は必要ですが、卵が使用されていないクッキーよりも卵が使用されていないおせんべいの方が早く見つけられますよ。
卵が入っている可能性の低いお菓子にはようかんなども挙げられますが、小さい子供向けのお菓子ではないと考えられるため、わが家では常備していません。
食物アレルギー当事者は、こんなふうにおみやげを選んでいる
食物アレルギー当事者のおみやげ探しは手間と時間が必要
スーパーでの買い物で経験を重ねたためか、お菓子の種類やパッケージを見ただけで卵の有無はだいたいわかるようになりました。
それでも、おでかけ先にあるおみやげは未知の領域。
はじめて見るおみやげはひとつひとつ手に取って、確認しています。
それでも、電車に乗る時間などの都合があって早くおみやげを選ばないといけないときは、うっかり見逃してしまうこともありました。
帰宅してからもう一度原材料を見てみたら、「卵」という文字が…。
食べさせられない子供にも申し訳なく、判断ミスをした自分も情けなかったです。
食べさせる前だったのが不幸中の幸いでした。
おみやげをもらえる気持ちはうれしいけど、食べさせられない
子供も食べられるようにと、おみやげでやわらかいお菓子や甘いお菓子をいただくことがあります。
卵が入っていないお菓子はとてもありがたく、喜んで食べさせることができました。
親子でおいしさを共有できてうれしかったことを覚えています。
ただし、子供が食物アレルギー持ちという事情を知らない人も多いため、卵が入っていることもありました。
幼稚園のお友達からいただいたおみやげは、原材料が書かれていない場合も多かったです。
見た目だけでは卵が入っていないという判断ができないため、子供に食べさせることができないということもしばしば。
アレルギー専門医の許可が出るまでは食べさせられなかったため、子供に説明して他のお菓子と交換し、おみやげはわたしや夫がいただいていました。
おみやげをくださる気持ちはうれしいのですが、子供に食べさせられなかったことは残念でした。
でも、子供にはポジティブに「大きくなったら卵が入っているお菓子も食べられるようになるからね」と常に言っています。
食物アレルギー持ちのおみやげ選びにも、おみや
おみやげを買う際に、おみやを利用しておみやげを選んでいる方もいらっしゃるでしょう。
食物アレルギー持ちのおみやげ選びにも、おみやを活用できます。
おみやげのデータ欄を見れば、原材料もバッチリ。
おみやでは地域や駅ごとにおみやげを見ることができ、移動中の待ち時間などのすきま時間にスマートフォンでササッと調べられますよ。
わたしも現地で買うおみやげの目星をつけやすくなったので買う時間を短縮できて、家族みんなで食べられるおみやげを見つけやすくなりました。
食物アレルギーの当事者や家族は、毎日の食生活を楽しもうと工夫をしています。
最近は「食物アレルギー=好き嫌い」ではないということへの理解はされてきていますが、もう少し広がったらいいなと思いますね。
食物アレルギーがない方もおみやげ選びのときには原材料のことを気に留めていただけましたら、アレルギー当事者の家族としてありがたいです!
参考:都道府県別にお土産を探す