三次お土産のおすすめ人気お菓子やスイーツの一覧や銘菓のお土産屋さんも紹介

三次市(みよしし)は、広島県北部にあります。

中国地方のほぼ中央部に位置し、中国山地に囲まれていて、市域の多くが中山間地域です。

広島市中心部からは三次市中心部までは、北東に約60kmの距離で、国道54号線やJR芸備線でつながっています。

三次市の中心部を流れる江の川(ごうのかわ)は「中国太郎」と呼ばれ、日本海へ流れる大きな川です。

広島市を流れる太田川や、県東部・福山市などを流れる芦田川が瀬戸内海に流れるのと異なっています。

また三次市中心部は、江の川と大きな支流の西城川・馬洗川(ばせんがわ)・美波羅川(みはらがわ)などが合流する場所です。

そのため古くは、山陽地方と山陰地方を結ぶ交通の要衝でした。

おもな観光名所は三次ワイナリー、もののけミュージアム、平田観光農園、みよし風土記の丘、尾関山公園、三次本通周辺の町並などがあります。

また三次中心部がある三次盆地では、気象条件によって雲海が発生し、雲海の名所としても有名です。

そんな三次市のおすすめのお土産、人気のお土産を紹介しますね。

三次でおすすめの定番・人気のお土産

三次でおすすめのお土産、定番の人気お土産をまとめると、 以下のとおりです。

  • 淡雪
  • 洋酒ケーキ
  • ワインケーキ、ワインカステラ
  • 酒ケーキ
  • 和泉光和堂:乳団子
  • 竹屋饅頭本舗:竹屋饅頭、竹屋餅

三次に来た際、お土産選びの参考にしてみてください。

順に紹介していきましょう。

泡雪

泡雪(あわゆき)」は、歴史ある三次銘菓で、三次を代表する土産菓子です。

見た目が雪を連想させることから、泡雪という名前がついたといわれています。

江戸時代末期の安政2年(1855年)に創業した東地屋(とうちや)という菓子店が、明治初期に考案しました。

泡雪は、基本的に卵白・砂糖・寒天というシンプルな原材料でつくられています。

フワフワッとした軽やかな食感と、上品でやさしい甘さが印象的です。

現在では、複数の店が泡雪をつくっています。

泡雪をつくるおもな菓子店は、 以下のとおり。

  • 東地屋
  • 渡辺精進堂
  • 三上貴栄堂
  • 和泉光和堂 三次支店
  • 松屋(淡雪)

なお松屋だけは「淡雪」という表記です。

それぞれの店の泡雪を食べ比べてみるのもおもしろいかもしれません。

ショッピングセンター「CCプラザ」内にある土産店「菓子太郎」や、三次ワイナリーの売店などで多くの泡雪を扱っています。

▼東地屋の場所

▼渡辺精進堂の場所

渡辺精進堂は、三次中心部にカフェ併設の店「風季舎 昌平本家」も運営しています。

▼三上貴栄堂の場所

▼和泉光和堂 三次支店の場所

▼松屋の場所

洋酒ケーキ

洋酒ケーキは、名前のとおり洋酒を使ったパウンドケーキです。

同じ広島県では、東部の府中市上下町にあるくにひろ屋の洋酒ケーキや、福山市の大和屋のブランデーケーキが知られています。

三次市でも洋酒ケーキが人気で、老舗の三上貴栄堂(みかみ きえいどう)のものが有名です。

洋酒ケーキをつくる三次市内のおもな菓子店は、 以下のとおり。

  • 三上貴栄堂
  • 泉屋

洋酒ケーキはCCプラザ内の土産物店「菓子太郎」やトレッタ三次、三次ワイナリーの売店などで販売されています。

▼三上貴栄堂の場所

▼泉屋の場所

ワインケーキ・ワインカステラ

三次では洋酒ケーキが人気ですが、ワインをつかった「ワインケーキ」もつくられています。

三次市周辺は、ピオーネをはじめとした広島県内有数のブドウの産地です。

さらに市内に三次ワイナリーという大きなワインの醸造施設があり、観光スポットにもなっています。

そのため、三次産のワインを使ったパウンドケーキもつくられるようなったのです。

おもにワインケーキをつくっているのは、 以下のとおり。

  • 三次ワイナリー
  • 松屋
  • 泉屋

なお泉屋は「ワインカステラ」をつくっています。

ワインケーキやワインカステラのおもな販売箇所は、三次ワイナリーの売店やトレッタ三次、CCプラザ内の土産物店「菓子太郎」などです。

▼三次ワイナリーの場所

▼松屋の場所

▼泉屋の場所

酒ケーキ

三次では、洋酒ケーキやワインケーキのほかにも日本酒をつかった「酒ケーキ」をつくる菓子店もあります。

おもな酒ケーキは、以下のとおり。

  • 泉屋
  • 参彩堂 (旧 吉舎エリア)

泉屋の「酒ケーキ」は、地元三次の酒蔵・山岡酒造の特別本醸造「瑞冠」と、米粉を使ったケーキです。

参彩堂(みさいどう)の「酒けーき」は、地元三次の酒蔵・美和桜酒造の「美和桜」と三次産の米粉を使っています。

  • おもな販売箇所:参彩堂
  • 本店の住所:広島県三次市吉舎町敷地1733

和泉光和堂 乳団子

乳団子 中身

庄原市の銘菓として知られる「乳団子(ちちだんご)」。

実は乳団子の製造元・和泉光和堂(いずみ こうわどう)の支店が三次市内にあります。

そのため三次でも、乳団子は人気の銘菓なのです。

乳団子は水を一切使わず、庄原産の生乳をふんだんに使って、餅粉や水飴、蜂蜜、砂糖などを混ぜ合わせています。

きびだんごや求肥を思わせるモッチリとした柔らかな生地と、ほんのりと感じる牛乳の甘さで人気です。

  • おもな販売箇所:菓子太郎(CCプラザ内)、三次ワイナリー、備北丘陵公園、中国自動車道 七塚原サービスエリア、和泉光和堂各店ほか
  • 三次店の住所:広島県三次市十日市中2丁目3-1

竹屋饅頭本舗 竹屋饅頭・竹屋餅

竹屋饅頭 中身の写真

庄原市東城町の歴史ある銘菓「竹屋饅頭(たけや まんじゅう)」と、同じく人気の「竹屋餅(たけやもち」。

竹屋饅頭や竹屋餅を製造する竹屋饅頭本舗は、三次市内に支店があります。

そのため、竹屋饅頭や竹屋餅も三次で人気です。

竹屋饅頭は、糀(こうじ)を使った酒饅頭。
表面に屋号が焼き印され、円盤状の形です。

薄めの生地の中にはタップリの自家製こし餡が入っていて、とても上品でやさしい甘さです。

竹屋餅はいわゆるあんころ餅の一種で、店でついた餅を、自家製のこし餡で包み込みます。

こし餡は柔らかめに練り上げていて、まったりとした舌触りの上品で繊細な甘さです。

竹屋饅頭・竹屋餅とも、人気商品なので早めに購入しないと売れ切れてしまいます。

  • おもな販売箇所:東城まちなか交流施設 えびす、道の駅 遊YOUさろん東城、竹屋饅頭本舗ほかほか
  • 三次店の住所:広島県三次市十日市南1丁目6-10

三次で買える菓子以外のお土産

三次で買える、菓子以外のお土産はどんなものがあるのでしょうか。

以下にまとめてみました。

  • ワイン
  • ブドウ(ピオーネ)、ブドウ製品
  • ユズ製品
  • カープソース
  • ワニ(サメ)料理
  • 三次辛麺焼(三次風お好み焼)

なかでも注目は、ワニ料理です。
ワニとは三次周辺の方言で、サメのことを指します。

三次では古くからの郷土料理として、おもに日本海で捕れたサメを使った料理が食べられており、名物です。

三次のおもなお土産屋さん

三次市内でお土産を買えるおもな場所は、以下のとおりです。

  • 菓子太郎(CCプラザ内)
  • トレッタ三次
  • 三次ワイナリー
  • もののけミュージアム
  • 物産館みわ375
  • 道の駅 ふぉレスト君田 (旧 君田エリア)
  • 道の駅 ゆめランド布野 (旧 布野エリア)
  • 中国自動車道 江の川パーキングエリア
  • 中国自動車道 七塚原サービスエリア (庄原市)

三次市内には大きな商業施設がありません。

しかし、三次駅近くにある中規模ショッピングセンターの「CCプラザ」にある「菓子太郎」という店は、お土産選びに最適な店です。

菓子太郎では、地元銘菓を中心に数多くの土産を取りそろえています。

▼菓子太郎のあるCCプラザの場所

そのほかでは、三次ワイナリーの売店やトレッタ三次も比較的多めに土産を扱っている場所です。

▼三次ワイナリーの場所

▼トレッタ三次の場所

道の駅や中国自動車道のパーキングエリアでは、扱っているお土産の種類は少なめです。

中国自動車道を利用する場合は、庄原市にある七塚原サービスエリア(上り・下り)で土産を探してみましょう。

▼七塚サービスエリアの場所

七塚原サービスエリアは庄原市西部、三次市との境界付近にあり、三次からも利用しやすいのでおすすめです。

上り線・下り線とも、土産が充実しています。

三次のおみやげ3件

この記事を書いた人

アサノ・ヨウスケ

岡山県出身、広島県在住。特にその土地の人でさえ知らない歴史ある良いものを再発掘して、その魅力を発信し、地域を盛り上げたいと思っています。分野は食品のほか地名・地理・歴史・神社仏閣・鉄道など。